新Y’sクロニクル

下町在住、三丁目の夕日時代に生まれた主婦が海外旅行を中心に美味しいものなどの情報共有そしてプロゴルファー松山英樹の応援も!

久しぶりのうどんすきとBlack and whiteを考えてみた。

 

 

今頃がスギ花粉の大飛散時期だとかで、睡眠中もタラ~っと鼻水が💦状態でティッシュの消費量が凄い事になっている😥

胃腸の具合が悪い人も抱えているので、久々にうどんすきを作った。 やっぱり、うどんすきって美味しいですよね~

私はというと鼻水だけではなく頭もボーっとしているのでブログを書く気力もなく。 文が全く浮かんでこない。 「振り返り旅行記」がまだずいぶん残っているのだけれど、新たに振り返る気力もない。

そういえば、先週のブログタイトルであった「Black and White」について英語と日本語の文化の違いなんだろうね~という話の続きをブログで書くという約束を思い出し、今日は勉強がてら英語の話を・・・

 

言語は文化を創るのか?文化が言語を創るのか???

 

日本語と英語で語順が違うという話は、なにもSVOという文型だけではなく熟語(英語では対語)でもそうだ。 Black and White を日本語では白黒と使うし、訳す。 Right Left は左右。 North South East West 東西南北などなど。。。

熟語や対語の並びは「音」であるという説が一般的だけれど、単に母音と子音の組み合わせなどから響きが良い語順というだけではなく、そこには「考え方の違い=文化の違い」があるんじゃない⁉

言語は文化を創るのか?文化が言語を創るのか???

言霊という考え方は日本だけではなく英語圏にも一般的にある。 欧米文化の根底にある聖書の影響なんだろうと勝手に考えているけれど創世記よれば、まず神は無から天と地を創造され次に「光あれ」と「云われた」とあるもんね~ 言葉によって光と闇とを創ったわけだ。 そしてヨハネによる福音書では「はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。万物は言葉によってなった」 万物は言葉によって形をなしていくという考え方は言霊という事でしょ⁉ この説から考えると言語があって文化が創られて来たという事に一応は落ち着くわけで。 なので口に出す言葉はよくよく考えなくちゃなりませんね~

そして演劇界では有名な習慣があります。それはシェークスピアのある作品を劇中以外で、その題名では呼ばず「the Scottish play」あるいは「the Bard's play」と呼ぶという事。 この作品は「マクベス」で、ご存じの通りシェークスピア4大悲劇の一つです。実在のスコットランドマクベスをモデルにした作品で、呪いにより破滅してしまう物語ですが、大昔からこれを演じた人々が不幸に見舞われたという事があり、マクベスという名を口には出さないという迷信が生まれた様です。

ハリーポッターでもヴォルデモートは「He who must not be named」「You know who 」と呼ばれます。

どちらも呪われた言葉を口にすると、その様になるという言霊の考え方でしょう。

 

(注)「Bard's」と呼ぶのはシェークスピアのニックネームだったからです。

 

~語順で見えてくる文化の違い~

 

さて英語、日本語共に言霊という考え方が根底にあるとすれば、熟語なども音だけではなく、その言葉を発する場合、その言葉がポジティブに働く語順の方が好まれるのではないでしょうか⁉ そう考えるとよりポジティブな言葉を前に持ってくるとしっくり来ます。そして英語の場合、一番重要な事から単語が並らぶという傾向にあります。

 

白黒を考えた。

そこでまず「Black and White」ですが、上の考え方を適応すると黒が白よりポジティブか重要なんじゃないの?という推論が成り立ちます。 世界で使われている言語は殆どが英語と同じ「黒白」の並びなんだそうです。 異なる言語で「黒白」というのですから、やはり音だけじゃない疑惑は深まる・・・😎

ただ英語に限ると黒は日本語と同じような感覚で使われる場合も多いですね。例えば 「a black day」とは「最悪な日」という意味で日本人の感覚でも想像できる言葉ですね。 しかし、今回はポジティブな意味合いを探さなければなりません! 1つの考え方として、印刷と関係があるのではないかと。印刷する場合昔は白黒でしたから、 文字は黒です。重要な情報を伝える文字が黒なので「黒白」という語順になり、日本では黒というネガティブなイメージの色より「清廉さ」を表す「白」を前に持って来たのではないでしょうか⁉ こう考えると英語は実用的な言語であり、日本語は感覚的な言語であるという面からも納得できます。

 

左右を考えた。

 

日本では「左」という言葉はネガティブに使う場合が多いと思います。しかし今までの法則から考えると「左」の方がポジティブだという事になります。 そのように考えると日本の文化の根底にあるのは仏教だという事にはならず、やはり中国の唐時代の影響が大きいように思われます。老子・・・道教ですね。道教には「吉事尚左、凶事右」という言葉があるように左が貴ばれました。なので平安時代の日本は右大臣よりも左大臣が偉かったわけです。 興味深い事に仏教・・・インドでは右が吉、左は凶です。 もちろん英語圏では右は「right」で「正しい」という意味もありますから正しいものから並べるのが正しいので「right left」で、日本は左が正しいので「左右」という並びなのでしょう。

 

追記🎁 これを読んだお嬢からのトリビア

まだ東西南北と言う概念がない太古の時代、太陽が昇る方角を「ひでり」と呼び、 太陽が沈む方角を「みぎり」と呼んでいたそうです。 それが後に「ひでり」⇒「左」、「みぎり」⇒「右」と変化し東西が左右になったと。 なので「東西」「左右」共に太陽の方角だそうです・・・

そういえば、中国、ヨーロッパなどは北極星を中心に右回り、左回りと民族によって違いはあっても、その回りで東西南北という概念になっていったと読んだ事があるな~

 

東西南北を考えた。

 

日本では「東西」が先で英語では「北南」が先に来るので一番重要な言葉は日本は「東」英語は「北」と推測できます。

東は太陽が昇り、西に落ちていく、これを人生と重ね東は誕生で西は死(西方浄土といいますね)のイメージなのでポジティブな東から始まり、やはり古語では死を意味した北が最後にくるのかもしれません。

そして英語で一番重要なのは最初の文字「北」ですが、これは古代から旅をする上で一番重要だったのが北極星で、これを見失うと死に直結してしまうくらいの星でした。 なので北が最初に来るというのが定説らしいです。これも実用的な英語らしい語順ですね。

 

おまけに英語に於ける形容詞の語順。

 

日本語では名詞などを修飾する(説明する)形容詞の語順は思いついた言葉から並べられますが、英語では、かなりキッチリとした語順があります。 絶対と言うワケではありませんが、この語順が違うと日本人には想像がつかないくらいの違和感があるのだそうです。「もうやめて~」と叫びたいくらいの違和感なんだとか💦 ただ英語ネイティブではない日本人が間違えても、それはOKらしいですが。

英語の語順の法則で「重要な事から並べる」という事を考えると、実用的な言語と考えている英語ですが形容詞の並びに関しては実用的で日本人の私が考える重要な情報が最後に来るというワケの分からない事実があります💦

オックスフォード、ケンブリッジロングマン等の辞書を見てもほぼ同じ並びですが、 一番最初に来るのは「数量」で次が「その物の特徴か形容する人の個人的意見」なのです(@_@) 「そのものの特徴」と言ってもこれは個人が思う特徴なわけです。

並びはこうなります。1、数、量 2、特徴、意見unusual, lovely, beautiful 3、大きさ big, small, tall 4、身体的な特徴、thin, rough, untidy 5、古さ(年齢、年代)young, old, youthful 6、形 round, square, rectangular 7、色blue, red, pink 8、Proper adjective・・・国籍、起源、材質など Dutch, Japanese, Turkish、metal, wood, plastic9、目的cleaning, hammering, cookingなど・・・

なのでShe was 1abeautiful, 3tall, 4thin5young, 7black-haired, 8Scottish woman.という語順になります。

英語を使う民族にとって一番大事なのは、その物の使用目的などではなく、それを見た個人が「どのように考えているか」という個人的意見が一番大事で目的などはもはや、どうでも良いという事なのでしょうか???

日本人である私の感覚だと「彼女はスコットランド人で背が高くやせ型の黒い髪を持つ若い女性で美人だった」となるのですが、やはりそこは島国の人間で国籍の優先順位が高くなるのだな~と思いました。

 

 

 

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