ヨーロッパの国々は鉄道網が発達しているので列車で各国間の移動をする方も多いと思います。
またヨーロッパ各国の国内移動は列車でという方もいらっしゃるでしょう。
今回はイタリア鉄道の予約で気が付いた事がありましたのでイタリア鉄道の損をしない
予約方法のご紹介と、家族と話していて「日本のJRのサイトはわかりにくい!」という
話題になり、私自身も感じている事でしたからJRのサイトの検証もしてみました~
まずはイタリア鉄道の損をしない予約方法から~
一番安く済むイタリア鉄道の公式サイトで予約しよう!
今年の夏の旅行はイタリアに行くのでイタリアの列車予約をしていて
日本用サイトがある事に気が付きました(@_@)
イタリアには過去に何度も行っており、そのつど列車の予約もしていたのですが日本用のサイトが
ある事は今回はじめて気が付きました。(最近できたんだとおもう・・・)
検索するときに日本語で「イタリア トレニタリア」と入れてしまったからだと思います。
通常は日本以外の列車を予約する場合、サイトを見つける為に基本、英語で検索するのですが・・
なぜ英語入力するかというと、日本語で検索した場合、各国鉄道会社の公式サイトではなく、
予約代行サービス会社のサイトが上位に出てくる場合がほとんどだからです。
日本語で予約ができ日本円で表示されるなど便利な反面、手数料がかかるので
そのようなサービスは使ったことはありません。
それが今回の検索で表示されたのは予約代行ではなく本当のトレニタリア(イタリアの鉄道会社)
の日本向けサイトだったのです。
こちらはトレニタリアのイタリアの公式サイトです。イタリア語がデフォですが、もちろん英語表示も
あります!
https://www.trenitalia.com/en.html
「お~凄い!日本語でしかも日本円で運賃が表示されている💖」と驚きました。
「日本円で表示される」という点がとても魅力的でした。
で、チャッチャラ、チャッチャラと入力しカードで精算いたしました~
と。。。
よく見ると「手数料」を取られているじゃありませんか~(@_@)
いままで手数料を取られた事はなかったんじゃないか???
な・な・・なんと約1,000円も取られているじゃありませんか~(@_@)
ふつーにイタリアのサイトで予約すれば5,000円ですんだものを無駄に6,000円も
支払ってしまった💦
ユーロから円に換算するくらいスマホでやったのに~
「イタリアの会社なんて親切💖」と思って飛びついたのが運の尽き・・・
海外旅行の場合いつもより金銭感覚がアバウトになりがちですが、
「塵も積もれば山となる」をしっかりと焼き付けておきましょう!(ほぼ自戒を込めて(笑))
列車の予約サイトは複数あります。
イタリアの鉄道を予約するサイトを検索すると一番有名な「レイルヨーロッパ」など
代行サービスが最初に表示される事が多いでしょう。
日本語、日本円で表示されるため安心感がありますが手数料や郵送費が必要です。
予約代行サイトは全てそうだと思います。
イタリアの場合はメジャーな予約代行サイトとして「ItaliaRail」がありますが、
これも手数料が必要です。
トレニタリアだけでなく民間のイタロなどの運賃も表示され比較が出来る
予約サイト「trainLine」などもあります(イタリアから他のヨーロッパの都市を
結ぶ鉄道予約もOK)
これらのサイトはイタリア以外の旅行者向けサイトですから英語での表示なので、
ユーロや各国通貨での表示も可ですが日本円表示はありません。
同じ英語ならトレニタリアのイタリア公式サイト(イタリア語と英語)や
イタロの公式サイトから予約したほうが手数料も取られずお得です。
分かり難い場合は必ずURLを確認し「trenitalia」の文字があれば公式サイトです。
「Omio」という便利な飛行機、列車の運賃ルート比較サイトもありますが、
(旧「GoEuro」)飛行機の価格比較サイト「スカイスキャナー」と同じで
いちおう安い価格を確認し、各公式サイトで予約すればよいと思います。
私は比較サイトは使わず直接、公式サイトで予約します。
だいたいのスケジュールが決まったら早めの予約を!
イタリアだけではなくヨーロッパなどの鉄道予約は早ければ早いほど
かなりお得な運賃で利用する事ができます。
ネットが使えなかった昔のように「現地に行ってから購入」ではかなり損をしてしまいます。
ヨーロッパのバカンスシーズン7月8月は日本でもお盆休みと重なり、世界中から観光客が
訪れるイタリアのような国では、かなり早くから安いシートが埋まってしまいます。
おそらくネット販売以外に当日分は別・・・という事はないのでは?と思いますので
場合によっては当日だと満席という場合もあるでしょう。
トレニタリアの場合、一番安いスーパーエコノミーは列車の変更、返金はできませんが、
そのぶん信じられないくらいお得です。
(2番目にお得なエコノミーは列車の変更は可で返金はなし)
🚅注意:国際列車の場合と区分は違います。
以下の画像はイタロ(イタリア民間の鉄道会社)のスマホサイトですが、
頻繁にセール情報のメールがきます。
イタロは普通席でもスタイリッシュで広いシートで乗り心地も最高ですが、
ローマ、ヴェネツィア間が3時間で日本円で約4,300円です(@_@)
日本の新幹線料金と比較するとお得さがお分かりになると思います!
でも~ヨーロッパそしてイタリアの鉄道はストが心配・・・
と、お思いのあなた!!!
まさに、その通りです(>_<)
トレニタリアは旧国鉄で日本と同じでいまは民間扱い。イタロはフェラーリの会社も参画している
純民間会社。
どちらもストはあります・・・
ストと発表されても全ての交通機関、列車ということではなく、かなりの間引き運転の
場合が殆どです。
ですので、ご自分が予約した列車がストで動かなくなれば払い戻しされます。
スト情報は、その都度確認されると良いと思います。
HISが提供している日本語のサイトはこちら~
https://blog.his-j.com/rome/cat_14/
イタリアの運輸省のサイトはこちら~
http://scioperi.mit.gov.it/mit2/public/scioperi
ストの予定が発表されても回避される場合も多いので直前まで確認された方がよいですね。
面白いのはイタリアの大規模なストは金曜日が多いそうです。
「3連休狙ってるんじゃない」疑惑が疑惑では無いような(>_<)
日本と違って海外の列車は遅延やキャンセルが半端なく多いですが、
トレニタリアのフレッチャロッサ(日本の新幹線のような列車)やイタロのような主要路線を運航する
列車は比較的時間に正確、キャンセルもほぼ無いです。
このような事態に備えてゆとりあるスケジュールで対応するようにしています。
フライトの予定がある日に、現地入りという計画は避けたいところですね( ;∀;)
さて~今ではストが死語になってしまった日本の鉄道。
定時運行、安心乗車はさすが!と言えますがサイトが使いにくい!
日本人の私が悩むJRの予約サイト
国内旅行の場合、私は東京在住なのでJR東日本の予約サイトを使います。
「えきねっと」というJR東日本会員サイトでは「得だ値」という
割引サービスがあるからです。運が良ければ30%の割引がありますが、
とても割り当てられているシートが少ない・・・💦
このサイトも使い慣れないと、かなり分かりずらい(>_<)
日本人の私ですらわかりにくいのですから、海外の方はいわんや・・・
まずは日本のサイトを見てみましょ~
JR東日本のPCサイトの左に空席・予約とありますよね?
乗車日時は、ごもっともとして・・次に来るのが「路線」ですよ「路線」
新幹線の路線ぐらいは辛うじて知っているとしても、乗りなれない場合、
路線も調べなくては分からないと思うのですよ~💦
次はJR東海のスマホ用サイト。
これに至っては「どこでチケット買えるの?」と悩んでしまいました。
「運行状況」よりもまずは「空席・予約」じゃないかと思うのですが。
海外の方なら英語で検索するでしょう「Japan railway」で検索すると
最初に出てくるのはJR東日本のこのサイト。
これ、ドンピシャなチケット買えます???
地理感があれば、どうにかPASSは買えそう。
実際の購入画面に進むとやはり路線を選ばなくてはなりません(>_<)
スマホのサイトはどうでしょうか?やはり一番目に「運行情報」で
一番下に小さく「空席・予約」があります。
「空席・予約」をクリックするとやはり路線がわからなくては購入できないようです(>_<)
なぜ単純に乗車駅と降車駅をいれるだけで路線、料金などが検索できないのでしょうか?
上記のイタリアのサイトだとトップ画面で「乗車駅」そして「降車駅」を選び、
それぞれのルートが表示されます。
次のモバイルサイトも同じ。
予約代行サービス会社のモバイルのトップ画面も直ぐにチケット検索画面。
日本の場合JRが分かれているので「路線」が先に来るのでしょうか?
ヨーロッパ内も鉄道会社は分かれていますが、例えばスイス国鉄サイトでイタリアまでのチケットも
購入できトップ画面の「乗車駅」「降車駅」を選べば利用できるタイプの列車の種類・価格などが
出てきて予約は簡単です。
興味深かったのは海外旅行者向け日本の列車サイトでトップ画面の
ほとんどを占めていたのは「日本のそれぞれのJR○○」の説明。
そしてチケットの買い方や乗車情報などでサイトでの購入はどこなのか
まったくわかりませんでした(買えないのかもな~)
その点、海外のサイトはシンプルですぐに自分が行きたい目的地までの時間や
料金、そして予約が出来るようになっています。
「スイス国鉄とは~」などの説明は、あるのかないのか見た事もありません(≧▽≦)
だいたいネットで買えたとしてもEチケットは、ほぼないでしょ?(JR西日本には
対応しているチケットもあるようです)
事前にネット予約しても駅でチケットに変えなきゃならないし。
モバイル画面か印刷していれば、それでOKなヨーロッパのシステムとは
かなり違いますね~
逆に言うとヨーロッパのサイトはとても分かりやすいし、操作も簡単なので
ぜひ公式サイトから予約・購入されると良いと思います。
ほとんどが英語対応ですので問題は無いと思いますが、
「英語では心配・・・」という方は翻訳して使うと良いでしょう。
観光地の美術館などの施設の予約を最近しました。
英語圏ではない国のほとんどの場合、言語を英語に選べるのでそうしていましたが、
Googlechromeの場合「このサイトの翻訳をしますか?」とポップアップされます。
それを使ってみたら、なんとビックリ(@_@)
チケットの購入くらいなら、わかりやすいったらありゃしない(@_@)
イタリア語でもドイツ語でもバッチリ日本語に翻訳されていて、
英語にする必要性がありませんでした。
こちらが実際のイタリア語の予約サイトと翻訳機能を使用した日本語表示に変換されたサイトです。
これでわかわからん事100%のイタリア語のサイトも英語表示する手間と同じで、
わかりやすい日本語に変換されました~
予約もかなりスムーズに進みます!
なので美術館や博物館などの予約も現地の公式サイトで無駄に料金を
上乗せする必要がありませんね~(*^-^*)