新Y’sクロニクル

下町在住、三丁目の夕日時代に生まれた主婦が海外旅行を中心に美味しいものなどの情報共有そしてプロゴルファー松山英樹の応援も!

シンガポール土産と日本のファクトフルネス

「日本人の平均年収って世界で何位くらいだと思う?」とシンガポールを満喫してきた
息子から聞かれた。

「そうね~昔アメリカの平均年収より上だときいてビックリした事があったな~
まあトップではないでしょうけれど・・・
あの時代があれだから~トップ10くらいかな~???」

アメリカより上っていつの時代の話し?時代錯誤もずいぶんだね」
「あんたが生まれる前か?あ~時の流れは早いわ💦」

そしておもむろに席を立ち自分の部屋から「ファクトフルネス」という本を
持って来て世界の平均年収のチャートを私の目の前に広げた。

以前、この本の冒頭にある質問に答え、一つも正解がなかったというファクトレスな私なのだ。

答えはOECD加盟国(先進35か国)中18位ですと!!!!!
(2017年の統計によれば)
OECD加盟国にはメキシコなんかも含まれているのですよ~奥さ~ん💦
OECDに加盟していないオマーンブルネイなんて国のほうが日本より
上位にいるんですよ~💦

気が付けばメチャクチャな財政計画で独自路線を歩むイタリアや
同じラテン国家のスペイン、そしてお隣の韓国が接近しているじゃありませんか(@_@)

因みにトップはルクセンブルグ、以下スイス、アイスランドアメリカと続きます。

アメリカの情報は比較的耳に届きやすいので、
例えばシリコンバレーを有するサンフランシスコなどは年収が1,200万で
貧困家庭だというじゃありませんか~
そこまで極端な地域ではなくとも700万円台で貧困という地域が多いらしいですね(@_@)
国内格差はあるとしても、そのアメリカで世界4位。

日本の平均年収に至っては458万円!!!
ほぼ失われた30年という様相です。
賃金が全く伸びていない。

昔の常識では途上国の様な伸びは期待できない・・・でしたが、他の先進国は伸びているのです。
まあね~その実感は外食でわかりますけれど。
アジアなどの途上国並みのワンコインでランチが食べられる先進国って日本くらいじゃない?

いまだにコンビニの求人で時給千円を下回る時間帯もあるって日本くらいじゃない???

おいおい、ど~してこうなった?

と、その前にブレーキングタ~イム。

シンガポールのブンガワンソロで「シフォンケーキともち米から作ったスイーツを買って来てね~」
と頼んでいたのに「見つからなかった」と、どんなものでも見つけるのが下手なウチの
男達の1名はそう言ってパイナップル・クッキーを買って来た。
(一番最初の大きな画像のお菓子)
これが美味しい😍

実は私は台湾土産の定番パイナップルケーキで「これは美味しい 😍 」
という商品に出くわした事が無い。
パイナップル・クッキーのほうが好きだな。

そして商品そのものよりも、そのデザイン、紙バッグが気に入った🎶
シンガポールのアジアンチックなデザインが素敵~
それはTWGのデザインもそう。

ブンガワンソロのパッケージとTWgの紅茶

このロータスがなんて素敵なんでしょ💖

話は戻って・・・

ウチの若い世代のビジネス・パーソン達と話していると日本の
現状が見えてくる。

日本がここまで遅れているのは、全く国際化していないから~という一言に尽きる。

「ウン十年前にさ、日本はこれからIT立国になるとかいう話で、期待していたら
今のところ世界から置いて行かれているだけだよね~
旅しているとさ、わかるよねネット環境に驚くもんね~」

「え~そんな話があったの?IT立国???笑える~日本が???」

ウチの日本に本社のない企業に勤めているお嬢は日々、日本の顧客に対して苦労しているそうだ。
海外では、ばんばん商品が売れ右肩上がり。
日本での業績は芳しくなく本国の本社からは日本はまるで後進国の支社扱いなのだという。

扱っている商品は形がある「物」ではなく、知的商品というジャンルだろう。
夫にしても、その手の「知的商品」を売っているので苦戦しているわけだ(-_-;)

日本には「知的商品」=「知識」はお水と同じで「タダ」という意識から
脱却できていない。

「ちょっとご相談なんですけど~」と気軽にご相談。
そこに料金が発生するなどと考えていないようなのだ。

おそらく日本人は「契約」という概念に無頓着な事に起因しているのかもしれない。

そして「知的商品」という日本人にとってあやふやな商品ではない、
実態のある「商品」を扱っている息子にしても、日本と海外の差を感じざるを得ないようで。

違う商品を扱っている娘と息子の感じる問題点は同じだ。

文化の違いは、どこの国にもあるけれど、一番の問題点はやはり英語能力が
他のアジアの諸国と比べても著しく遅れているという事実。

たとえば本国から有名なアナリストが来ても日本人は、ほぼ理解できない。
他の国々では(英語が母国語ではない国でも)奪い合いのアナリストが
日本のカンファレンスでは閑古鳥(@_@)
まさに、この違いなのだ・・・

そして海外では有益な知識に対して、どかん~と対価を払う。

日本語の通訳機能があっても、やはり通訳機能は限界があるわけで。

そして日本の大手といわれる有名企業のトップ(彼ら曰く丸の内に本社があるような)
の方々が信じられない事に未だに、その時流に付いて行けないというか、
頭が昭和のままだという事実!

最新の技術的・知的情報は日本の企業には届かないのだ。
(もちろん、革新的な一流企業も存在はしているけれど数が予想以上に少ない)

ウチの若い世代の彼等いわく「英語の堪能な日本人は少ない、その少ない堪能な
人材の中で、なおかつ優秀な人材となるとますます希少だ」

英語を理解できないと同じ土俵に乗る事もできず、乗ることができる一部の
英語堪能者でも本業の部分での能力がなければ、乗っただけで終わってしまうので
他の国から大きく遅れる事になるものね~

夫のジジイ世代のように「通訳がいるから英語が話せなくても・・・」という
考え方のままだと、その端から世界はこぼれ落ちてゆくんだよ。

トランプ大統領夫妻と通訳なしで歓談したと話題になった雅子皇后の
会話力は海外でもニュースになるという明るい新しい時代に相応しい話題のようだけれど、
それだけ、日本人の英語会話能力の低さは共通の認識なんだろう。



平均年収の話しに戻ると、昨今は「働き方改革」というスローガンのもとに
実際は企業が社員に対して支払う賃金の合理化を図っているだけでは?
と思えるような改革は年収アップには全く繋がらないような気がする。

まだまだ年功序列から脱却できていない段階。

「海外のディーラーのお給料が羨ましい」と息子。
出張にしても扱いがあからさまで、先日、韓国に出張のおり、
彼等は超一流の欧米ホテル。
日本人社員はフツーのホテル( ´艸`)

自分の会社の海外子会社の現地採用の社員は日本人より年収がかなり高いらしい(@_@)

今回、息子はシンガポールに今年から異動になった会社の後輩と現地で
遊ぶために行ったのだけれど、会社が用意してくれたアパートは一等地にあり、
ホテルの様なプール付き、ジム付き・・・でもお給料が日本と変わらないので
物価の高いシンガポールでは生活が大変だと言っていたらしい(>_<)

住むところは他の先進の欧米ビジネスマンと変わらない高級なアパート。
そのジャパニーズ・ビジネスマンの家計のやりくりが大変だとは
他の国の人々は夢にも思わないんじゃないかな~

来週は参議院選挙。
しっかりとした国のビジョンを持った政治家なんているんだろうか?
やはり、これから先もどんどん国力衰退の日本しか思い描けない(-。-)y-゜゜゜

その選挙の前に全英オープン
寝不足がつづく今週になりそう~
紀ノ国屋で、こんなビールを見つけました。
美味しいよ~♪

スコットランドのセントアンドリュースというビール

リンクスの聖地「セントアンドリュース」というアンバーエール・ビール
セントアンドリュースのコースで売られているんだって~
キャップもホップがティーに乗っかっているデザイン(^O^)/
今年はアイルランドのロイヤル・ポートラッシュですが、松山英樹に合っていると
言われているコース。
自分の力だけを信じてゴルフをしてほしいと願う私でした~

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