新Y’sクロニクル

下町在住、三丁目の夕日時代に生まれた主婦が海外旅行を中心に美味しいものなどの情報共有そしてプロゴルファー松山英樹の応援も!

「今年こそイタリアに行きたい!」イタリア初めてさんに贈るヴェネツィア旅行計画。

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「どうして最初からヴェネツィアに決めちゃってるの?もっといろいろ行きたいんですけど~」
とお考えのあなた❕

わかります~よ~くわかります~

イタリアのメジャー観光地はローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア。
アマルフィやナポリ、シチリアと北から南まで魅力ある街が多すぎ(>_<)

フィレンツェのドォーモの屋根
ジョットの塔からみたフィレンツェのドォーモ。

「今年初めてイタリア行きたいんだけど~どこが一番いいかな~?」と魅力ある観光地が
点在しているイタリアでは迷ってしまいます・・・

また、いろいろな旅行記や旅行アドバイスブログなどを読んでいると「ローマは危ない!」
とか「ナポリに気を付けて!」とかネガティヴな情報も多く行きたいけれど
不安も大きく積極的になれない・・・な~んてこともあると思います。

ローマ、ナヴォーナ広場ネプチューンの噴水



「イタリアに行ってみたい!」の中には人それぞれ目的があるでしょ❓
特に初めてのイタリア旅行の場合、色々な条件を考え1つだけお勧めするとなると
ヴェネツィアで決まりです(*^-^*)

比較的治安が良く、ヴェネツィアを拠点として歴史ある街や大自然に容易にアクセスでき、
最大のポイントは、世界のどこにもない特別な街・・・全く車や自転車すらも無い街は
あえて行く価値があるでしょう。

旅行計画で大事な事は・・・

①or②予算

②or①目的地

③日数

④行く目的

この4つは最初に決めなければならない事ですよね?

また④の目的には大きく分けて以下の3つがあるのではないでしょうか?

☆とにかく有名観光国なので行ってみたい!

☆イタリアのファッション、歴史、食べ物、芸術など文化に興味がある。

☆特定の街(ローマ、ソレントなどなど)に興味がある。

予算と日数から目的を絞り込む。

イタリアに行く目的が「とにかく有名観光国だから行ってみたい!」という方は
「○日間で○都市をまわる周遊ツアー」を利用されるのが良いと思います。

私などは何度もイタリアに行っていますが、いまだに南イタリアに行けてない😢
「イタリア大好き💖」という方以外は人生で何度も同じ国、ましてやヨーロッパの
国なら行く事はないでしょう。

私の場合、最初から個人旅行でイタリアに行ったのですが(航空券、宿泊のみのツアーの利用もあります)
何度か行って思うのは、最初に周遊して次に個人旅行で気になる街に行くというのも
悪くはないかもね?と考えるようになりました。

ただしこのタイプのツアーは食事付きが多く、団体用のレストランになってしまうのが惜しい・・・
また有名スポットもバス車窓から眺めるだけも多いと聞きますのでしっかりチェックしましょ~。

海外旅行はJTB!Web限定商品など、海外ツアー検索・予約が可能!



「団体旅行はイヤ!」という「とにかく有名観光国だから行ってみたい!」派の方にも
日数と予算が限られていてもヴェネツィアを中心に行かれると、誰もが抱くイタリアのイメージ
を壊すことなく満喫できると思います。

「イタリアの文化に興味がある」方で初めてのイタリアそして個人旅行派という方も、
予算と日数に応じてヴェネツィアを入門の場としてはいかがでしょうか?

7日間程度の休暇の場合「どうせいくなら、いくつかの有名な所に行きたいな~」と
考えがちです。
(1か所滞在なら5日間の旅程で楽しめると思います!)

文化などに興味がある場合、複数都市滞在では中途半端な満足しか得られません💦
地図無しで歩けるようになった途端にその街とはサヨナラ~という感じです。
思い切って1か所の街に拠点を置き1時間程度で行ける周辺観光を取り入れる方法が良いと思います。

8日間以上の日程ならば 快適な高速鉄道で簡単にアクセスできるヴェネツィアから
ミラノ、フィレンツェ、ローマも組み込むと良いと思います。

実際にはヴェネツィア、フィレンツェ、ローマなどは見所がありすぎて、
8日間の滞在でも物足りなく感じるでしょう。

ヴェネツィアに足りないもの・・・もあります💦

ローマなどの大都市と比べるとヨーロッパに慣れていない方でも安心して
観光でき、ヴェネツィアに降り立てば絵に描いたような風景に心躍るそんな
街がヴェネツィア。

しかしマイナス点もあります。

☆日本からの直行便が無い。
☆ホテル代やレストランの料金が高い。
☆ファッションに興味があり、お買い物を楽しみにしている方には物足りない。

以上の3点が主なマイナス点です。
イタリアに行ったらお買い物も楽しみですよね~?
そういう場合はミラノまたはローマとヴェネツィアを組み合わせると良いでしょう。
ミラノ、ローマは日本からの直行便もありますし、なによりもお買い物も楽しい♬

ヴェネツィア近郊にもミラノと同じアウトレットがあります。
ハイブランドも揃っており特にプラダの品揃えは日本では考えられないほどです
シャトルバスが利用できます。

https://www.mcarthurglen.com/it/outlets/it/designer-outlet-noventa-di-piave/



(アリタリア航空でローマは毎日、ミラノは夏期間だけ直行便があります。
また今年2020年4月からANAでミラノまで直行便が就航します!)


おすすめするヴェネツィア滞在計画~

私がおすすめするヴェネツィア旅行プランはバックパッカーではない、
しかしお金は厭わないという方ではない、できるだけ経済的にでも少しリッチな経験もしたい・・・
個人旅行の経験は少しはあるという方に適しています。

ヴェネツィアまでのおすすめフライト🛫

窓から空をながめるケムちゃん

直行便の無いヴェネツィアは欧州内乗り継ぎが多く、到着が夜遅くに
なってしまう場合が殆どです。
東京発(成田・羽田)午前のフライトならばヴェネツィアに19時までに
到着するフライトがあります。

おすすめは中東系エアーとターキッシュエアラインズ。
夜9時以降に東京を出発するので、翌日の午前中現地到着で1日得した気分です。
特にターキッシュはイスタンブールからヴェネツィアは2時間程度と移動が楽です。
(中東系はハブ空港から6時間程度かかります)

仕事終わりに空港に向かえるので取得休暇は変わりません。
また上記のエアーはセールも多く、狙って購入するとかなり割安で購入できます。

日本からヴェネツィアに入り、ヴェネツィアから鉄道移動でミラノへ、1泊し
ショッピングなどを済ませミラノから日本に戻るというコースがおすすめ🛫

宿泊は鉄道駅、バスステーションにも近いカンナレージョ地区で!

ヴェネツィアのホテル料金はイタリアの中でも割高、お部屋も狭いタイプが多いです。
ただし11月くらいから2月いっぱいは、かなり安くなります。
(2月はカーニバル期間を除く)
安くなる時期は雨も多い傾向にありベストシーズンとはいえません。

ヴェネツィアで一番人気の地区はサンマルコ大聖堂など有名観光スポットが
多いサンマルコ地区。
当然、宿泊費も他の地区から比べ高くなります。

サンマルコ地区は空港からの水上バスでも、かなり時間がかかり、
駅、バスターミナルからも離れており観光には便利ですが
慣れない方の荷物を持っての移動は、おすすめできません。
早朝発、深夜着だと水上タクシーなどを予約する必要も出てきます。
(もちろん、シャトルや水上タクシー利用に問題ない方はサンマルコで!)

またカナルグランデ(大運河)に面したホテルなどの宿泊施設も
高くなります。

おすすめはカンナレージョ地区。
鉄道駅、空港シャトルバスのスーテションのあるローマ広場に近く、
サンマルコ地区と比べると宿泊費も割安で、
庶民的なレストランやスーパーマーケットも揃っており、
空港からも近く便利です。

大カナルとかもめ
朝のカンナレージョ



また鉄道駅とカナルを挟んだ対岸のサンタ・クローチェ地区もお薦めです。
リアルト橋のあるサン・ポーロとも近く楽しい滞在となるでしょう。

ヴェネツィアの宿泊予約はハイシーズンにはかなり早くから
人気の宿泊施設は満室となってしまうので、予約は早ければ
早いほど良いと思います。
半年以上前の予約がベストでしょう。

人気のアパートメントは部屋数も少ないので半年前でも
取れない場合も少なくありません。
カナルに面したお部屋やルーフバルコニー付きのお部屋などは
予約するのは至難の業(>_<)

キャンセル無料の施設を探して出来るだけ早く予約しましょう。

初めての方にお勧めできないのは慣れた方には穴場のカステロ地区。
素敵なホテルや美味しいレストランも多いですが、アクセスに問題があります。
また安価なツアーで使われがちな本土側のメストレは雰囲気が全く本島と異なり、
観光は本島中心なので移動時間が無駄。

2019年に利用したホテルの詳細をブログにしました~ご参考までにどうぞ~

www.kemu-no-tabi.info



もっと広いタイプでラグジュアリーな施設なら
アパートメントが手ごろな価格で立地も良く広々としたお部屋でおすすめです。
2019年に利用したアパートメントは下記のブログをご参考に~

www.kemu-no-tabi.info

理想を言えば宮殿の様なクラシックなアパートメントが希望でしたが、
4か月前の予約では満室でした・・・💦



大きな荷物のある移動(最終日など)は鉄道駅、バスターミナルの近くで、
手ぶらで動ける、ヴェネツィア観光などはお気に入りの地区とホテルで・・・と
分けての予約が良いのではないでしょうか?

イタリア鉄道のチケット購入の方法などはこちらのブログで詳しく紹介しています。

www.kemu-no-tabi.info



ヴェネツィアのホテルなどをbooking.comでご紹介しています。

booking.comでヴェネツィアのホテル、アパートメントの詳細や予約はこちらからどうぞ~

観光や食事について。

狭い島に見所ぎっしりのヴェネツィア。

サンマルコ大聖堂やドゥカーレ宮殿といった超メジャーなスポットだけではなく、
数えきれないほどの有名、無名教会などに巨匠による名画が山ほど・・・

またガラスで有名なムラーノ島、パステルカラーの可愛いお家やレース製品で
有名なブラーノ島、映画祭でお馴染みのリド島など島めぐりも楽しいものです。

ヴェネツィア本島内での主な交通手段ヴァポレットに乗って
カナルグランデ(大運河)をまわるだけでも船窓からの眺めで
気分は最高です✨

アカデミア橋からの大カナルの眺め
アカデミア橋付近からのながめ。



サンマルコ大聖堂やドゥカーレ宮殿といった超メジャー なスポットは
ゴンドラ遊覧も含まれる日本語ツアーがベストでしょう。

両スポット共に見所が満載過ぎて事前学習しても追いつきません💦

サンマルコ大聖堂内は解説はNGですが、 ドゥカーレ宮殿 のように芸術品の
塊の様な場所は日本語解説でじっくりと鑑賞するほうが良いと思います。

私の場合、すべて予約は個人で行いましたが、あまりの凄さに
ため息ばかりでした。
もっと展示されているそれぞれの絵画などの詳しい知識があればな~と
反省しています。


島めぐりはヴァポレットの24Hフリーチケットなどを購入して回れば十分です。
正直、可愛いお家が有名なブラーノは写真を撮るだけのスポットという感じですから。
意外にレストランなども高かった(>_<)

下記のゴンドラの写真をクリックすると
タビナカ提供のゴンドラ&サンマルコツアーの詳細がご覧になれます!

個人手配でサンマルコ大聖堂やドゥカーレ宮殿見学には以前のブログを参考になさってください。

www.kemu-no-tabi.info

ガイドブックに掲載されていないような教会などでも巨匠による
素晴らしい彫刻や絵画と出会う事ができるので、街歩きで気になる教会が
あったら入ってみましょう。
イタリアの教会の特徴で外観が地味でも中に入ると素晴らしい光景が広がったりします。

日程に余裕があれば、快適な鉄道って近隣の街へ観光に出かけましょう!
ヴェネツィアから1時間以内で行く事が出来る
歴史的古都が点在しています。

レストランなどのお食事。

有名観光地なのでレストランは玉石混交。
トリップアドバイザーやいろいろなブログで目星をつけてください( *´艸`)
最終日などに少々お高くても評判の良いリストランテを利用し、
それ以外は下手なレストランよりもパスタや揚げたシーフードのテイクアウト専門店
のほうが安く美味しいかったりするので利用してみてください。

おすすめは断然バーカロ!(ヴェネツィアの居酒屋)
ワインも安く美味しく、お料理もチケッティというフィンガーフードが美味しい💖
またパスタや肉料理を提供しているバーカロもあるのでお勧めです。

アパートメントの場合はキッチンが使えるのでリアルト市場などで
新鮮な食材を買い調理して食べるのが一番美味しかったりします(*^-^*)

カンナレージョやサン・ポーロには安くて美味しい地元の方も
利用するレストランやバーカロ、ベーカリーがたくさんあります。
ベーカリーでもコーヒーだけではなくワインを美味しいパンとともに
いただく事も出来ます。

カンナレージョのベーカリーにて。

ヴェネツィア旅行まとめ。

フライトや宿泊施設、鉄道、有名観光施設の予約を済ませ、
いよいよヴェネツィアに到着~

空港からは、ぜひ水上バスでヴェネツィア本島入りすることをおすすめします❕
時間はかかりますが、船窓から島々の間を通り抜け本島に接岸するワクワクは
遊園地のアトラクション気分です(*^-^*)

www.kemu-no-tabi.info

2019年のヴェネツィア旅行ではヴェネツィアを起点にジョットの
最高傑作が見られるスクロヴェーニ礼拝堂のあるパドヴァや
ロミオとジュリエットの舞台ヴェローナにも足を伸ばしました。

ショッピング好きな方はヴェネツィア近郊にあるアウトレットに行かれるのも良いと思います。

レストランやショップに入ったらまずは挨拶をしましょ~✌
「ボンジョールノ」「ボナセーラ」、「チャオ!」だけで十分。
日本人はお店でのあいさつに慣れていませんが、それいこうの
接客で不快な思いをしない最低限の防御策です。

小さな路地ばかりでスマホ頼りでも迷うこと必至ですが、
それもまたヴェネツィアの楽しいところ。
ヴァポレットで運河をめぐる爽快感と非日常感は忘れられない思い出になるでしょう✨

2度目にイタリアに行かれるのなら、やはりローマとフィレンツェは外せません。
古代と現代が同時に存在する大都市は世界中のどこにもありません。

ヨーロッパ旅行に慣れていない方でもハードルの低いヴェネツィアから、
イタリアのいろいろな魅力ある街や、それらの街からヨーロッパ各都市に
つながる鉄道で、どんどん旅経験が広がりますように!

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