ネットフリックスで話題の韓国ドラマ『愛の不時着』全16話を視聴いたしました~
最終回はファンタジーでございました~
そう「シンデレラ」や「眠れる森の美女」のようなファンタジー。
1話×80分そして最終話は150分という長尺ドラマ(@_@)
もちろん途中でCMなどは無いのに長さを感じなかったわ~
長く感じない理由は脚本の素晴らしさとそれを演じきれる
役者さんの力量に尽きるのです。
とにかく主人公の背景が良く作り込まれていて突飛感が無い。
伏線を回収する技術がお見事。
因みに私といえば韓流ドラマファンでは全くなく、
このドラマの主人公を演じる俳優さんの事も全く知らなかった。
むかし、むかし大ヒットした「冬ソナ」や「天国の階段」は世の中でヒットして
2回り目くらいで「そうなの・・・そんなに面白いの?」という遅まきながら
視聴し確かにあの辺りはハマった。
ペ・ヨンジュンではなくチェ・ジゥが綺麗だったので彼女の作品だけを
見たってかんじ。
チェ・ジゥ作品がほぼ無くなってそれ以来、韓国ドラマは全く見ていない。
韓国文化にまったくもって興味も湧かないし。
そんな私でもとても面白く16話を見せて頂きました~✌
このドラマはまさしくエンターテーメント💕
「エンターテイメント」が娯楽=人々を楽しませる事だとすると
その集大成といっても過言ではない!
「北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢と北朝鮮軍部NO2の御曹司で
特殊部隊所属若きエリート将校の愛の物語」
というざっくりした情報から「ロミオとジュリエット」のような
悲恋を想像していました。
韓国ドラマに多い階級違い、会いそうで会わないすれ違い、
北朝鮮と韓国・・・これは運命的に結ばれることは絶対にない
ヒロインは大変な苦労を重ねるのだろうな~と思って見始めました。
第一話でパラグライダーが突然発生したツイスターで
北朝鮮と韓国の非武装地帯に着陸した場面で「少し違う?」と
感じはしましたが、見続けているとこれはまさしくラブコメじゃないの~
(ロマンティックコメディーのほうが正確?)
38度線で分かつ韓国と北朝鮮が舞台でありながら見事なコメディー。
もちろんコメディーだけではありません。
ハンカチ無くしては見られない場面もちりばめ、かと思ったら素晴らしい
アクションも(@_@)
このドラマのジャンルは、、、
ロマンティックコメディー・サスペンス・ティアージャッカー
・ファンタジードラマ。(≧▽≦)
シチュエーションは「ロミオとジュリエット」ですが、すれ違いどころか
絶対に出会うんですから~(* ´艸`)
どんなことがあっても出会います!!!
未だかつて絶対に結ばれない状況の男女が「何があっても、どこにいても
絶対に出会う」というドラマがあったでしょうか???
「かならずそこにはリ・ジョンヒョクがいる!」なのです。
(リ・ジョンヒョクってヒョンビンという人気男優さん演じる
ヒロインのお相手役さんね。)
「冬ソナ」のような「そこにいるじゃん!」「あ~なんで~」という
絶妙なすれ違いを取り入れてこそ視聴者は「会わせてあげて~
脚本家の方、そんな意地悪をしなくても愛し合っている二人なんですから~」
という事で主人公への切なさを募らせ、はたまた主人公のどちらかが自分自身
であるかのような錯覚に陥りコアな視聴者獲得に繋がっていた。
それが絶対的に出会うというレアな作りなのに切なさも愛しさも心強さも
十分に視聴者は味わうことができ、きっちりと私はユン・セリになるのであった( ´艸`)
(ユン・セリはソ・イェジンという女優さん演じるヒロイン)
なんならシリーズの中盤くらいから毎回、涙なしには見られないのである!
「必ず出会える」のに切なく、毎回コメディ満載なのにやはり切なく
涙あり笑いあり感動ありのイタリア映画の韓国版なのだ。
これには男女の愛というだけではなく、人間の愛も描かれている事に
大きな理由がある。
このドラマを制作するにあたって脱北者16名が監修に当たったという
だけあって、北朝鮮の平壌だけではなくフツーの田舎の様子もかなり
リアルに描かれているらしい。
そこに登場する人々は私の北朝鮮というイメージからかけ離れ、
いっこの人間として描かれており、当たり前の事だけれど、
色々な性格の人々が暮らしていて、愉快な人も、冷酷な人も
心優しい人も資本主義の国と同じように存在しているのだと
このドラマは教えてくれた。
その北朝鮮のリさんの部下達がとても良い味を出しており、
軍人官舎の井戸端会議好きの奥様方も欠かせない配役だった。
そしてなにより、このドラマで初めて知ったヒョンビンという役者さん
あってのドラマだと思うのだ。
こんな完ぺきな理想の男性を演じられるのは彼以外にいるだろうか???
ヒロインのユン・セリ役は候補はもっといそうな気もするけれど。
「北朝鮮にこんなイケメン将校いるのか???」という事はさておき。
(南にだって日本にだっているのか?って話にはなるけれど)
おそらく古今東西「こんな男性がいてくれたら💖」という要素を
全て合わせ持っているのがリ・ジョンヒョク。
北のNO2か3の地位を持つ父親と元女優の母の間に生まれた次男。
185㎝のマッチョな硬派にして見る通りの端正なお顔立ち。
マッチョさを生かし特殊部隊に配属されて7年・・・と言っていたな?
それ以前はなんと幼少期からピアノの神童として知れ渡り、
世界的コンクールでも優秀な成績を収めスイスのバーゼルに
音楽留学し将来をピアニストとして嘱望されるも清廉潔白にして
人間味あふれる軍人の兄の不審な死をきっかけに軍隊入り。
兄弟思いで我慢強く根っからの善人で料理も上手。
自己犠牲を厭わない信念に生きる人でありながら
「お前は小学生か!」という母性本能をくすぐられる部分も
持ち合わせており、これは彼の非常に純粋な性格から来ているのだけれど。
もちろん頭脳は超キレキレで運動能力は比類を見ない・・・
その家柄、見た目の為、親に決められた婚約者がいるのだけが欠点💦
こんな役を演じられて「演じているのではなくその人そのものだ」と
思わせる俳優はそうそういるものではない。
個人的には見た目が好みというのとは違うけれど、どんな立場の
女性にとっても、これほどの理想的な男性はいないだろうというような
男性がリ・ジョンヒョク。
もちろんヒロインのユン・セリ役も可愛らしくも、
自立した女性で心に抱えた傷をパワーに変え成功者になる要素を
もつ女性にピッタリだった。
ドラマでも実際でも二人とも30代半ばとうい設定ながら
純愛要素いっぱいの胸キュンドラマ。
そんなドラマの一番心に残るシーンは「アロマキャンドル」のシーン。
事故で北に来てしまったセリはスパイの容疑をかけれかねずリさんの
お家にかくまわれることに。
物資の乏しい土地で彼女の為にシャンプーなどの南製品をヤミで購入。
頻繁に停電があるお土地柄ロウソクも購入する。
その時の彼女のセリフが「私はアロマキャンドルしか使わない」
硬派の彼はアロマキャンドルなんて知る由もなく。
そんなある日、セリは市場で迷子になり灯りの無い市場で途方に暮れていると
目線の先に美しく光るロウソクの明かりが✨
彼女を探しに来たリさんが目印の為に市場で購入したアロマキャンドルだった。
目印なのだから普通のロウソクで良いものをリさんは
「彼女がそれを必要としているから」おそらく南の商品なので高価であろう
アロマキャンドルを一生懸命に探した。
その灯りを見つけて近寄るセリにリさんはこういう
「今度は香りがするロウソクだ、これで合ってる?」
わざわざ探しに駆け付けたとも言わず、彼女の為にロウソクを探したとも
言わずクールなお顔で「これで合っている?」と心配そうに。。。
とても美しい場面だった。
毎回笑わせられながら、彼らの人となりが分かる心に残るセリフの数々。
リさんは愛する兄を失い子供のころから夢に見ていたピアニストへの
道を諦めた過去があるので将来の事は考えないという。
「考えた将来と違ったら悲しいから」それ以来、喜怒哀楽を表さない
クールな男になったらしい。
その時にセリが言った言葉「インドには『間違った電車が時には目的地に運ぶ』
ということわざがある、どんな電車に乗っても必ず目的地についてほしい」
そうね~と。
どんなに思い通りに行かなくたって最終的に目的地に着けばそれで良いんだものね。
最終回ではリさんのセリフ。
「列車を乗り間違えた。そしたら着いたんだ来たいと願い続けたこの土地に、
僕の目的地に」というファンタジーな最終回でしたパチパチ・・・
切ない切ない言われてみたい胸キュンセリフも満載で、
「天国の階段」好きな人にはビックリのカメヲ出演もあり~の。
「南北統一を願うわ~」などという今まで考えたことも無い事を
考えるようになったドラマでした( ´艸`)
何よりも強く思ったのは、女優さんを眺めていて「やっぱり肌の手入れは大事ね~」
って事( ´艸`)
ステイホーム、そしてマスク着用で前にも増して
怠っている肌の手入れ。
肌の綺麗さは大事だわ~と今更ながらに。
セリさんの20%で良いのでつやつやピカピカになりたいと思ったのでした~(≧▽≦)
セリさんブランドのクリーム・・・これも心温まるエピソードでしたね~🎵