朝の8時にヴェローナに到着し、お昼までの観光の目玉はほぼクリアし、
あとはヴェローナを見渡せる絶景ポイント、サンピエトロの丘と、
その下にあるローマ劇場、そして時間が許せばカステロヴェッキオを見て
駅に向かうだけだ。
パドヴァに向かう列車の発車時刻は12:50分。
パドヴァで14:30分からの見学予約があり、この時間に遅れては困るのでした。
ジュスティ庭園を出てローマ劇場、その上のサンピエトロの丘までは
この様に歩きました。
旧市街の最北東部にあたります。
ヴェローナの名前のいわれにもなった絶景ポイント、サン・ピエトロの丘とローマ劇場
ジュスティ庭園からは下の写真のジュスティ通りをまっすぐ歩くだけです。
イタリア各地の壁に見られるマリア像はカトリックの国らしいですよね~
対岸にヴェローナ大聖堂の鐘楼が見えると目的地もすぐです!
ヴェローナ最古の橋ポンテ・ピエトラの手前にローマ劇場、
一番右の三角屋根は考古学博物館、
そして上にサンピエトロの丘があります。
上の写真ではよくわからないと思いますが、紀元前1世紀のローマ劇場が見えます。
ヴェローナのアレーナ(円形競技場)よりも古い劇場です。
まるで廃墟のようですが円形状のシアターとして現役で演劇などが上演されています。
サンピエトロの丘から見ると円形シアターの全貌が見えるのだそうです。
一番右の薄いピンクで三角屋根の建物は考古学博物館の入り口で
後ろに建っている元修道院部分と共に展示に使われています。
入場料は4・5ユーロですが10月から5月の間、月の最初の日曜日は1ユーロです!
最上部の絶景スポットの「サンピエトロの丘」紀元前の古い時代は神殿があり(おそらくエトルリア人の)
ローマ帝国が滅んだあとゴート族などの宮殿がありました。
8世紀にサンピエトロ(聖ペテロ)教会が建てられたので「サンピエトロの丘」と呼ばれます。
糸杉の間からのぞいている建物はハプスブルグ家の兵舎だそうです。
う~ん・・・ここが入り口か???庭園出発から10分程度で到着です。
この時点で10:40分でした。
駅出発が8時20分ごろでしたから短時間でかなり観光できましたね(*^-^*)
さて・・・ローマ劇場(テアトロ・ローマナ)や考古学博物館の入り口は
施錠状態で中に入れない・・・💦
あきらめてサンピエトロの丘に行く事に。
この入り口、左手に丘まで続く階段がありました。
この階段がけっこうな急こう配💦
途中にも見晴台があります。
じゅうぶんに良い景色じゃない😍
左にはドゥオーモの鐘楼が見え川の右の黒いドームは「マドンナ・ディ・ルルド教会」が見えます。
この上が更に急こう配な階段なので下りる事に・・・('◇')ゞ
ジュスティ庭園でも綺麗なヴェローナ市街を眺められて満足だったし、
アディジェ川にかかる橋からの眺めも絶景で絶景欲求は満たされていたのです。
階段を使わなくてもフニクリフニクラ~♬があるのですよん。
サンピエトロの丘はヴェローナを見晴らす絶景ポイントとして有名です。
古代から有名だったようで、古代この地に暮らす人々はベランダの事を「ヴェロネ」と
呼び、ヴェロネから見た景色が絶景だったので「ヴェローナ」と呼ばれたという説もあります。
列車に乗る前に昼食をとりたいので街の中心部方面に戻る事にしました。
ピエトラ(イタリア語で石の意味)橋を渡ります。
紀元前100年に木造で作られローマ時代に石造りに変えられローマ劇場へのアクセスとして利用されました。
ドイツ軍の爆撃により被害を受け修復された個所もあります。
ヴェローナ最古の建築物です。
ここからの眺めが素晴らしいので写真撮影スポットとして人気でした。
不思議なのはジュリエッタの家やドゥオーモ側に渡る時、橋の左手と右手では
水流が違う・・・橋の下に何かあるのかしらね???
さあ、ランチに向かいましょ~💖
チョコッと小話タ~イム
「San.pietoro(サン・ピエトロ)の丘」「Ponte.pietora(ピエトラ橋)」
私は最初、橋の名前を「ピエトロ橋」だと思っていました。
サン・ピエトロに繋がっているのでピエトロの名前が付いたのかと。
「Pietora」はイタリア語で「石」という意味です。
「石造りの橋」という意味だったのですね~
そこで・・・ある事を思いだし調べたら💡
聖ペテロ(ペトロとも)イタリア語では聖ピエトロって
「岩」って呼ばれてました。
本名は「シモン」でイエスが付けたあだ名が「ペテロ、ピエトロ(石、岩)」だったのですね~💡
イエスが「岩の上に私の教会を建てる」と言ったのでバチカンの聖ピエトロ大聖堂は
聖ペテロの墓の上に建てられました。
アラム語で「石、岩」を「ケファ」というそうで、イエスは「ケファ」と言ったのでしょう。
ギリシャ語やラテン語が「ペトロ」や「ピエトロ」という発音になります。