ヴェネツィアを朝7時位のイタロに乗りヴェローナで4時間の観光を満喫し
12:50分のイタロでパドヴァまでの予定。
パドヴァは歴史ある街・・・ってイタリアに歴史のない街があるのかという疑問も(≧▽≦)
私の中ではパドヴァ=教皇というイメージがなぜかしら植え付けられている。
そのイメージしかないけれど行ってみたい街だったのだ。
実際に予定を立てるにあたって調べると一番の目玉はスクロヴェーニ礼拝堂の
ジョットのフレスコ画だという事が分かった。
1305年に完成したジョットの代表作なのだ。
その名画鑑賞は完全予約制。
パドヴァ到着は13:32分の予定なので余裕を見て14:30分に予約した。
イタロの遅延に助けられたジョットの名画鑑賞!
前回の旅行記に書いた通りヴェローナで出発時刻に間に合わない!というミスを
犯した我々・・・
ジモティーの助けを仰ぎタクシーで駅まで乗り付けたけれど、到着したのは
出発時刻を5分はゆうに過ぎていた。
しかしながら私の脳裏をかすめたのは「イタリアの列車が時間通りに来るわけがないのでは?」
という事だった。
事実30分遅延し無事に予約済みのイタロに乗車で来たのであ~る✌
パドヴァに到着したのは14時すぎ。
駅から徒歩で15分ほどでスクロヴェーニ礼拝堂には到着するはずだ。
迷わなければ・・・
スクロヴェーニ礼拝堂に行くならパドヴァカードの購入をお勧めします!私は買いませんでしたけど・・・( ´艸`)
スクロヴェーニ礼拝堂見学はネットから予約でき13ユーロです。
(市立(エレミターニ)美術館の見学もセット)
システィーナ礼拝堂のように一度に入場できる人数が決まっていて15分毎に25人に
限定されています。
パドヴァ観光でここを外す事は無いと思うのでハイシーズンは予約が賢明です。
スクロヴェーニ礼拝堂予約は以下のサイトからできます。
またパドヴァカードも同時に購入できます。
チケットの予約時間の注意書きに「5分前に集合」とあります。
実際に礼拝堂の見学の前に15分間ビデオを見て待つ時間があり、
それから15分間の見学となります。
重要文化財ですから劣化を防ぐためにビデオを見ながら
体温調整の時間がとられているのです。
そしてオンラインチケットを発券すると、そこには
「少なくとも45分前にはエルミターニの受付で
チケットと交換してください」とありそれに間に合わなければキャンセルの場合もと(@_@)
それなら、もっと余裕を持って見学時間の予約をしたのに~って感じでした・・・
公式サイトには「1時間前にはチケットと交換する必要があります」と更に15分伸びています💦
14:30分の予約なので注意書き通りなら13:45分までに
チケットとバウチャーを引き換えなければ
なりませんがそれは無理。
引き換え窓口の市立美術館(エレミターニ美術館)の窓口に到着したのは
14:15分くらいでした。
駅からは公園の横の道を真っすぐ進むだけなので迷いませんでした。
入場チケットの図柄は3人3様で、全て見てみたいな~
チケットを額に入れて飾っても絶対素敵そう💖
チケット窓口の近くに案内のおじ様が立ってたのでチケットを見せると
まず荷物を預けてくださいという事でリュックなどを同じオフィスの
クラークに預けました。(無料)
その後、チャペル(礼拝堂)に移動する案内があるのかと
オフィス内で待っていましたが、
5分前になっても案内はなく、チャペル前に行くと入場を待っている見学者がすでに
集まっていました。
そしてチャペル内の待合室ではビデオ鑑賞している見学者がいます。
入り口の係員にたずねると14:30分の回のビデオタイムでした(@_@)
すでに我々が入場する事は出来ません・・・
しかし、次の回で可能だといわれ無事にジョットのフレスコ画の鑑賞となりました。
案内を待つのではなく、自主的にタイムスケジュールを考え
行動しなくちゃですね( ;∀;)
パドヴァカードは時間の節約にもなります!
私は購入しなかったパドヴァカード。
もっと知識が事前にあったら絶対に購入します!
パドヴァカードは2種類あり48時間と72時間カードで、
それぞれ16ユーロ、21ユーロです。
パドヴァは半日の滞在なので必要ないと考えたのですが、
短い滞在時間でもあったほうが絶対に良い!
パドヴァカードは市内の公共交通機関であるトラム、バス両方に使え
スクロヴェーニ礼拝堂の予約料が別に1ユーロ必要ですが、
主だった教会や博物館、歴史的建造物に
無料で入場可能。(詳しくは下記の公式サイトでご確認ください)
スクロヴェーニ礼拝堂見学料金は13ユーロ。
少なくとも45分前にチケットと交換しなければならず交換場所は市立美術館だけ。
パドヴァカードをオンラインで購入しスクロヴェーニ礼拝堂の見学もしたい場合は
同時に予約も出来ます。(予約料1ユーロ)
そしてパドヴァカードのヴァウチャーは
駅のインフォメーションセンター、市立美術館で
交換できるので駅で替えてしまえば市立美術館オフィスへは
見学の5分前に到着すれば
良いだけです。
スクロヴェーニ礼拝堂のチケットより予約料含め4ユーロ足すだけで、
主な観光施設や交通機関が利用できるのは魅力です。
私が訪れた9月はパドヴァもとても暑く駅と主な観光地を結ぶ便利なトラムなどを
利用すると疲労度もかなり違うでしょう。
スクロヴェーニ礼拝堂は駅から15分程度ですが、
パドヴァのチェントロ(中心地)は、そこから少し南で人気観光施設はさらに
離れた南側に集中しています。
パドヴァカードの詳しい説明は下記のサイトから確認できます。
実際の購入は上記のスクロヴェーニ礼拝堂の公式サイトからです。
パドヴァで実際に観光したルート。
パドヴァには14時に到着しヴェネツィア行きのイタロの時刻はパドヴァ20:29分発。
6時間半の時間を取ったのはヴェネツィアで出来なかった
お買い物と夕飯の時間を当てたからです。
観光ルートは・・・
まず駅に一番近いスクロヴェーニ礼拝堂&市立美術館見学。
そこから歩いて徐々に南下し、再びチェントロそして駅に戻る作戦!
ジョットの鑑賞の次にパドヴァ大学、カーサ・ブラト・デッラ・ヴァッレ、
デッラ・ヴァッレ近くのサンタ・ジュスティーナ礼拝堂が最南端でそこから
チェントロまで観光&ショッピングしつつ戻りました。
実はガリレオも利用したという古い天文台がある宇宙史博物館に
行きたかったのですが、
土日しかオープンしていないので諦めました。
天文台として利用していた塔の上からパドヴァが一望できるそうです。
市立美術館(エレミタニ博物館)を見学
スクロヴェーニ礼拝堂見学のチケットで市立美術館の見学もできます。
考古学博物館や中世・近代美術館などの複合施設です。
上記のチケットを交換するオフィスと続いています。
主に美術館の絵画コレクションの鑑賞。
地元の貴族のコレクションで主に13世紀から17世紀の絵画が年代順に展示されています。
ジョバンニ・ベッリーニ、ジョルジョーネ、ティツィアーノのテーブル、パルマ・イル・ジョヴァーネ、クエンティン・メティスなど
北欧のアーティストの作品もあります。
上の油絵は17世紀のGiovanni Battista Salvi da Sassoferrato(ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ・ダ・サッソフェッラート)という長い名前の画家のよるPietro Ottoboni(ピエトロ・オットーボニ)枢機卿の肖像画。
英国王立コレクションに、この絵のスケッチ画があり、どなたさんかがようやく判明💦
とても豪華な衣装なので高貴な方なのだろうとは思っておりました。
サッソフェッラートさんの技法が緻密ですね~
レース部分が本物としか思えない(@_@)
ピエトロ・オットーボニはヴェネツィアの有力貴族の家系に生まれオットーボニ家は
教皇のアレクサンドル8世も輩出しており、ピエトロの祖父に当たるんですって~
袖口のレースも凝ってますよね~
次のイケメンがわからない。
どこのどなたなんだろう?
いろいろ調べるとDuke of Monmouth(マンモス公爵)に似てるんだけど・・・
次は17世紀オランダのアントニー・デ・ラストの作品。
アントニーさんは草花の作品が多いようです。
とても可憐な絵で印象的でした。
とにかくコレクションが膨大で宗教画から肖像画などなど、
見れど見れど尽きない所蔵品の数々(@_@)
フィレンツェにある噴水のネプチューン像を造ったアマンナーティの
像やその他、発掘された石碑などなど市立美術館だけで、
しっかり鑑賞すると半日以上かかりそうでした。
次回はスクロヴェーニ礼拝堂のご紹介~の予定・・・