新Y’sクロニクル

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ヴェネツィア日帰りパドヴァを歩く③パドヴァ大学からプラート・デッラ・ヴァッレまで【2019年ヴェネツィア&ウイーン旅行㉛】

 

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パドヴァは北イタリアで最も古くからある街で名門貴族も多く、15世紀の初めに
ヴェネツィア共和国の支配下に入った。

また1222年創立のイタリアで2番目に古い総合大学パドヴァ大学があり、文化の香り
漂う街でもあり、知識人が多く2度の大戦ではパルチザンなど、
レジスタンス運動の拠点でもありました。

イタリアの中でも裕福な地域で、最近では日本のアサヒビールも
イタリア大手ビール会社を傘下に置き、
ヨーロッパ向けに英国工場と共に自社ビールの生産を始めています。

「パドヴァ」と発音する時に私は「パ」にアクセントを置いていましたが、
現地では「パードヴァ」と若干のアクセントを「ヴァ」に置くので奇異に感じました~

パドヴァの街歩きはこんなルート👟

 

黒丸の中は街の中心チェントロです。

 

市立博物館の膨大なコレクションをスキップしながら鑑賞したにもかかわらず、
かなりの時間を費やしてしまいました。

 

外に出るとすでに4時くらいでしたが、ピーカンで喉もカラカラ・・・
と、汗だくで歩いていたらジェラート屋があった!

 

ジェラート屋ジョット
「Gelateria Giotto」ジェラテリア・ジョット

 

可愛いお店ね💖
地元の新鮮な材料にこだわったジェラートやスイーツを扱っています。

 

ジョットの店内

 

ヴェネツィアと同様に種類は多くない。

 

2スクープで3ユーロ。もちろんジェラートは美味しいんだけど
ジェラートに可愛く刺さっているワッフルが美味しかったな~😍

 

ブランド通り

 

ジェラート屋さんを少し過ぎたカヴール通りあたりから
パドヴァ大学までブランド通りでした。

 

グッチやヴィトンなどのお店も大きかったです。

さらにカブール通りを進むとヨーロッパ最大の
カフェ「カフェ・ペドロッキ」がありました。

 

ペドロッキ・カフェ外観

 

1831年創業のカフェで1階はサーレ・トリコローレ(イタリアの赤、緑、白)の名前で呼ばれる3つの部屋に分かれています。

ヨーロッパ中に広がった「諸国民の春革命」の中心でもあったので、
2階部分はイタリア独立運動の博物館になっています。

スタンダールやバイロンも通っていた歴史あるカフェです。
三越の様にライオン×4がシンボル🦁

このすぐ近くの立派な建物はなに???
と思っていたら市役所なんですって~(@_@)

 

パドヴァ市役所
パドヴァ市役所

 

イタリアが生んだ名監督中の名監督フェデリコ・フェリーニのエキシビションを
開催中でした。
写真中央の門をくぐるとそこはパドヴァ大学。

 

イタリアで2番目に古いパドヴァ大学

 

イタリアで一番古いというかヨーロッパで一番古い総合大学はボローニャ大学。
その次がパドヴァ大学という歴史ある総合大学です。

 

ガリレオが教鞭をとりコペルニクスが学んだ大学って、どんだけ~

 

パドバ大学入り口
パドヴァ大学入り口

 

欧米の有名大学も大学とは思えない歴史的建物感が凄いですが
キャンパスは広いでしょ?

 

パドヴァ大学はキャンパスらしきキャンパスはないというかイタリアはそうなの?
今でも現役の大学ですが、重厚さが半端ない(@_@)

ヨーロッパにはコインブラ・グループという大学連合があり歴史と権威両方なくては
参加できません。

 

英国のケンブリッジ、オクスフォードやトリニティ・カレッジなどが参加している
連合にパドヴァ大学も名を連ねる名門。

ぜひ、この目で見てみたかったのだ。

 

パドヴァ大学生の家紋
学生の家紋レリーフ

 

天井や壁にはこの大学に通った学生の家紋のレリーフがびっしり。

 

17世紀にヴェネツィア政府が家紋を飾る事を禁止するまで、この習慣は続き、
3千もの家紋があるそうです(@_@)

 

天井の家紋

 

ボローニャ大学の教授や学生がローマ・カトリックの影響が強かった
ボローニャ大学から自由な学問の環境を求めてパドヴァに大学を開講しました。

ヴェネツィア共和国の一員であったパドヴァは教皇の支配から自由な土地柄でした。
当時では珍しかったユダヤ人の入学も認めていました。

 

家紋

 

世界で初めて女性が大学が入学したのもパドヴァ大学です。

 

1678年夏にエレナ・ルクレツィア・コルナーロ・ピスコピアは哲学、神学の学士となった女性第1号です。

 

パドヴァ大学の色々な色の大理石で作られた階段

 

大理石で作られた階段もアートよ、アート。

 

パドヴァ大学は現代医学の礎を作ったといっても過言ではない大学で
1545年に薬草の研究の為、世界初の「オルト・ボタニコ」という
植物園が誕生しました。

 

1595年にこれまた世界初の人体解剖教室がつくられ、現在は大学ツアー(5ユーロ)で
見学もできます。

 

パドヴァ大学外観

 

ここには現在も法学部と大学本部が置かれ大学全体では6万人の学生が学んでいます。
パドヴァの人口が20万人と少しですから、学生だらけの街~って御茶ノ水か!

 

パドヴァ大学外観と戦争のモニュメント

 

戦争のモニュメントも・・・日本と同じで2度の大戦で多くの学生も犠牲になったのでしょう。

 

無料で入る事ができるエリアだけの見学でしたが良い物を見させてもらいました~

さ~あ、これから今回の観光で一番遠いところ・・・に行きます!

 

ヨーロッパ最大級の広場Prato della Valle(プラート・デッラ・ヴァッレ)

 

旧市街地の一番南に位置する広い広場がプラート・デッラ・ヴァッレ。

 

パドヴァを調べていて白い彫像が何体も立ち並ぶ光景を見て「絶対に外せない!」と

思ったのだ。

 

プラート・デッラ・ヴァッレ

 

8万8千㎡という広い広い広場。
日本でいうなら「東京ドームの25倍!!!」でしょう(≧▽≦)

中心部に楕円形の島部分がありそのまわりを水が流れそして島を取り囲むように
パドヴァゆかりの著名人78人の彫像があるのです(@_@)

写真で見た時にはその美しさに驚き「絶対に行って綺麗な写真を撮る~😍」と
張り切っていましたが、実際は広すぎて取り囲む彫像を10分の1も収められない💦

平日に野菜などのマーケットが立つのですが夕方なのでガランとしていました。

 

土日はアンティーク市やいろいろなマーケットが立つのだそうです。
日曜のアンティーク市に来たかったな~(´;ω;`)ウゥゥ

 

 

広場から離れた位置で全体を撮影したけれど、それでも無理なくらい広い(@_@)
なので満足のいく写真は1枚も無いというか4枚しか撮ってなかった・・・

とにかく夕方だというのに暑かった~
パドヴァカードがあれば、らくらくトラムを利用できます・・・

この後、喉カラカラになりながら聖ルカの眠る修道院に行きました~

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