新Y’sクロニクル

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ウィーン滞在ここなら間違いないリング通り内ってこんなとこ!【2019年ヴェネツィア&ウィーン旅行㊲】

 

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ウィーンは比較的こじんまりした街なので、大きく外さなければ、どの地区に泊まっても不便は感じません。


治安に不安が少ないといわれるウィーンも近年はスリなどの被害も多くなっていると
アパートメントのオーナーさんが言っていました。

 

「ペンション・ザッハーに宿泊した日本人の方も、かなり被害に遭われているので
気を付けてください出来るならダミーのお財布があると良いです」
との事でしたが私自身は安全に観光出来ました。

「どこにホテルをとるか?」で大事なのは観光に便利な事に
加えて治安も考慮しますよね?

 

観光も治安を考えるなら、やはりウィーンの中心であるリング通り内がおすすめです!

そのリング通り内はこんな感じです~

 

あちらも、こちらも歴史的建築物に囲まれています!

 

リング通り内は、この範囲です。

 

リング通り内側
黄色のラインで囲まれているのがリング通り内側

 

赤い印は地区の中心シュテファン大聖堂、その横の黒い印は
私が泊まった「ペンション・ザッハー」

 

シュテファン大聖堂
シュテファン大聖堂

 

リング通り内(リングシュトラーセ)は皇居とほぼ同じ
広さですから徒歩で全て周れますが、
地下鉄の駅も5つあり(U1,2,3,4号線)QBB(オーストリア連邦鉄道)
のウィーン・ミッテ、そしてトラムも走っています。


シュテファン大聖堂を起点に伸びているメインストリートのケルトナー通り、
グラーベン通りは歩行者天国になっていて、
安心してショッピングができます。

 

シュテファンプラッツ周辺エクイタブル宮殿
エクイタブル宮殿

 

ケルトナー通りとクラーベン通りの分岐点には「エクイタブル宮殿」という貴族所有ではない「宮殿」があります。

 

これは19世紀にアメリカからやってきた保険会社の建物です。
アメリカらしく双頭の鷲がモチーフとなっています。

エクイタブル宮殿をシュテファン大聖堂方向に戻ると世界三大発明の一つ活版印刷の
発明者グーテンベルグの像もあります。

 

像の後ろの立派なビルはフツーのレストランなのはウィーンの凄いところ。

 

グーテンベルグの像

 

ローマ時代の堀を埋めて造られたグラーベン通りに戻りまして、
ひときわ目を引くのは「ペスト記念柱」

 

グラーベン通りペスト記念柱
グラーベン通りのペスト記念柱

 

 

ヨーロッパでは14世紀くらいからペストが流行し大変な死者を出す大難題でした。

 

なのでペストの流行が終息すると各地でこのようなペスト終息記念塔や
教会などが建てられヨーロッパ各地で見られますが、記念塔としてはウィーンのペスト記念柱が一番豪華だと思います。


1679年10万人ものウィーン市民が亡くなったともいわれるペストの大流行が終息し、
マリア・テレジアの祖父である皇帝レオポルド1世によって建立されました。

 

一番上の金色の像は三位一体を現しており「三位一体の柱」とも呼ばれています。

 

今まさに世界中で猛威を振るい、いまだ収束が見えない新コロナ。

ワクチンのお陰で終息した時には、このような記念塔が世界で見られるのでしょうか?

ペスト記念柱を過ぎると突き当りに見えてくる豪華な建物は、ウィーンを代表する
高級スーパーの「Julius Meinl(ユリウス・マインル)」

 

ユリウス・マインル

 

お隣はシャネルのお店です。
ウィーンの建物はいちいち豪華で嫌になっちゃうわね( *´艸`)

 

ユリウス・マインル入り口
ユリウス・マインル入り口

 

この近くに一般的なスーパーのBILLA(ビラ)やSPAR(スパー)もありますが、
お土産選びなどに最適なのはユリウス・マインル。

 

オーガニック食品も多く食材探しにも便利でした。
ワインバーやカフェも併設されています。

ユリウス・マインルは世界で初めて焙煎豆を提供し、
そのコーヒーはウィーンの有名カフェでも使用されています。

 

ユリウス・マイルン店内
ユリウスマインル店内

 

赤い帽子のトルコの男の子がシンボルになっています。

コーヒーはトルコが発祥でイタリアを経由しオーストリアでコーヒー文化が
根付きました。
「Jubilaum(ジュビリィ)」と呼ばれるコーヒーがお土産にも大人気!

お店の1階は酒類、果物、お菓子などなど、2階は生鮮食料品のお肉などや
デリなどがあります。

グラーベン通りはコールマルクト通りに突き当り、そこにユリウス・マインルがありますが、そこを左に進むとホーフブルク宮殿に出ます。

 

 

ホーフブルグ王宮

 

ハプスブルク家全盛期の王宮で現在は一部は大統領官邸、一般公開されているのは
博物館、国立図書館、美術館です。

 

王宮のシシィミュージアム入り口

 

皇后エリザベート=シシィ博物館もあります。
そこを抜けると新王宮へ~

新王宮内アマリエ宮の前にある彫像は神聖ローマ帝国皇帝フランツ2世です。
このフランツ2世は複数の称号を持っていて複雑~

 

祖父はマリア・テレジアの夫でありマリー・アントワネットの父であるフランツ1世。

フランス人でありトスカーナ大公であった祖父の帝位を継承。

 

フィレンツェ生まれで神聖ローマ帝国最後の皇帝であり
ハンガリー国王フェレンツ1世、チェコ王国(ボヘミア君主)のフランティシェク2世、そしてオーストリア皇帝フランツ1世でもある称号多すぎ💦

 

アマリエ宮と帝国官房棟
アマリエ宮と帝国官房棟

 

アマリエ宮は17世紀7初頭ルドルフ2世の為に作られました。

 

アマリエ宮と呼ばれるのはその100年後皇帝ヨーゼフ1世の皇后である
アマリエの居城であったためにその名が付きました。

真っ直ぐ進むと英雄広場と新王宮が見えてきました。

 

ノイエブルク(新王宮)

 

王宮の門ブルク門の向こうはリング通り。

 

正面はブルク門

 

リング通りは、もともとウィーンの旧市街を守る堅牢な城壁でした。
オスマントルコからの攻撃もこの城壁が街を守ってきました。

オーストリア皇帝史上最長68年もの間統治したハプスブルグ家の
フランツ・ヨーゼフ1世の都市計画によって城壁が取り壊され
1880年ごろに完成しました。

当時のウィーンは人口も増え新しい都市を必要としていました。

 

城壁を取り壊し環状線を建設した事で近代都市へと変貌し
ウィーンの発展を支えたわけです。

このような歴史的背景からもリング通りの内側は歴史的建物が多く集まり、
今では商業的にも中心地であり続けています。

 

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