新Y’sクロニクル

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復讐するは我にあらず、久々に「落日燃ゆ」を思い出した。

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先月、とっくに梅雨に入っていると勘違いしていた。

6月第2週に入り梅雨空どころか夏空が続いている。

 

初めて真夏日を記録した昨日の東京。

 

その夜、米国にいるRから「ニュースで家の前が映ってた」と

画像付きのラインが来た。

 

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まさにこのラインの12時間前、私はお花に水やりをしながら
この風景を眺めていたのだ。

最初に目にしたのは、この親子がインタビューを受けている様子。

しばらくして撮影隊は木陰でつぎなるターゲットを探していたと思われる。

 

いつもより水遊びする親子がずいぶん少なくて、

珍しく静かな日中だったので撮影隊も苦労したんじゃないかな💦

 

ここ数年、夏になると最高気温を記録するたびに、

ここに必ず撮影隊が来るのよ。

そのついでにソラマチとかスカイツリーとか雷門とか取材するのに

便利なのかもね。

 

日中、TVをつけないせいか私はこの時点までこの映像は見なかった。

 

面白いよね~

 

Rもまさか遠く離れた米国で実家からの眺めを見る事になるとは

思わなかっただろう。

近隣はよく映るけどね、観光地住みなので( ´艸`)

 

因みに日本専門チャンネルを購入しなくても今どきはユーチューブで

見られるそうだ。

 

今日も引き続き真夏日になりそうな東京。

本日も今のところ、ほんと珍しく1組もお池にいない(@_@)

 

昨日は、そんな取れ高少なめな撮影隊を心配しつつ、

朝刊を読んでとてもとても切ない思いをしていた。

 

日経の「A級戦犯の遺骨『太平洋にまいた』」というもの。

 

米国的には「指導者たちの墓が将来、神聖視されることのないように、遺灰はまき散らす事になっていた」ということらしい。

 

ナチス指導者達も海にまかれたという。

 

ギリシャ的二元論の欧米と日本は遺骨に対する思いが違い過ぎる。

例えば欧米で、どこかで遭難しても遺体回収にはこだわらないのだという。

 

かたや日本では戦後70年以上たっても東南アジアなどで

遺骨収集を行っていたりする。

 

遠い昔、まだまだ感受性というものが敏感だった頃、

遠山三郎の「落日燃ゆ」という唯一、文官でA級戦犯になった

広田 弘毅を描いた小説を読んだ。

 

遠い昔過ぎて内容はすっかり飛んでしまったけれど、

彼は終始、戦争には反対だったはずだ。

 

刑によって罪は償われないのか???

死後まで戦勝国によってコントロールされなくてはならないのか?

 

やはり人間が人間を裁くという事はとても難しい事なのだと思う。

ましてや第三者ではなく戦勝国である連合国が裁いた極東国際軍事裁判。

 

この裁判が正当だったのか?ということよりも、

未だに私は日本があの戦争を総括したなんらかを知らない。

 

そういうものが存在するのか?

存在するとして私が知らないという事は日本国民の総意を得ていないんじゃないかと

想像するんだけど・・・

いや、私だけが知らないのかな~???

 

いわゆる、右派左派で極端な見方は存在する。

右派なら日本は純粋にアジアを奴隷化する欧米列強に対して、

今のEUのようなアジアに結びつきの必要性から戦争に走ったとか、

左派ならアジア諸国への侵略だとかなんとか。

 

戦後の教育のバイアスがかかりすぎて本当の事がわからないのだ💦

 

わからないのでアメリカだって首都東京を民間人だらけの東京を

焼き払ったじゃないとか、原爆2発も落として実験したじゃないとか

思っちゃうわけよ。

 

いやいや、そこまでしてもひきさがらない日本ヤバいっしょ・・・

といわれればそうとうヤバい。

戦艦大和とか人間魚雷とか竹やりとか考えちゃう日本は

そうとうヤバかった。

 

そうとうヤバいのは確かだけれど、死後の人間の戦犯とはいえ

人間としての尊厳は土足で踏まれてもいいのかというね・・・

 

それも自国民をホロコーストに送るような事をした日本と、

他民族をホロコーストに送ったナチスと同じ扱いなのはおかしいとか

わからないから思っちゃうわけよ。

 

なんならアメリカ大陸で殺略を繰り返した欧米諸国、

アフリカ大陸で人間を人間扱いしないで搾取し、他国へ奴隷として

連れて行った欧米諸国がいままで、どんな贖罪をしたのか?とか。

それが今の人種差別問題にまで繋がっているわけで。

 

そんな国が常に欧米以外へは上から目線で、

おそらく70年前も上から目線で同じ人間とも思わないくらいの

勢いで日本の戦犯達を裁いたのではないかなどと思うと、

虚しさしか感じないよな~と。

 

その裁判が正当だったのか、その後の処理も正当だったのかは、

日本が戦争に至った道と終戦に至った道を、今後の為に

客観的に学術的に調査し後世に残さなければ、

これからの日本と世界との向き合い方も、もう一段高い所に

登れない気がする。

特にアジア諸国との関係性に関しても。

 

今さら「あの戦争は何だったのか?」と考える私の勉強不足は

じゅうじゅう承知しているけれど、

これからの世代はもっと戦争からは遠ざかり、

未来に起きるかもしれない他国と日本の問題解決に、

多少なりとも戦争を総括したものがあれば役にたつはずだ。

 

歴史は一本の線で脈々と繋がっているし、繋がっていく。

繋がる先の歴史が事象は違っても同じ間違いを犯さないために、

過去を知る事は大事な事だと思う6月。

 

おっと。。。家の前が賑やかになって来たぞ~

 

追伸:昨日のブログに「神戸19」と書きましたが、

これは発音に忠実に記述したわけで間違いではありません( ´艸`)

お嬢その1から誤植じゃないの~とラインが来たので。

 

 

 

 

 

 

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