池之端周辺はとても落ち着く場所だ。
上野広小路の喧騒が嘘のようにお山一つ越えると別世界。
このお山というのは上野のお山。
私は遠い遠い昔、お山を越えた高台に生息していたので、
この辺りは、今でも落ち着くのだ。
森鷗外が舞姫を執筆したお部屋もある池之端の『鷗外荘』
不忍池(水族館側)と上野のお山(動物園側)を隔てるように清水坂(しみず坂)
がある。
そこを上野高校、芸大方面に歩くと古くからある「鷗外荘」がある。
今は立派なホテルだけれど、昔は木造のこじんまりした宿だった。
なぜ鷗外荘と名乗っているのかというと、ここは森鷗外の旧邸宅が
あるのだ(@_@)
旅館の中に鷗外が結婚後、初めて住んだお家があるのだ。
舞姫を執筆した「舞姫の間」というお部屋も文豪を偲びながら
そのお部屋でお食事も頂くことが出来た。
上の写真のように家屋とお庭がすっぽりと旅館に収まって、というか、
旅館に守られているよう。。
130年もの間、守られてきたこの旧邸は、旅館の営業を終えても
この地で守られていくという。
昨年はクラウドファンディングを行い修繕費、保全費に充てている。
が、、、大変よね、、、
そして旅館としての営業を終えるので備品などを売り出したり(破格!)
募金のお礼としてレストランで使っていた器一式を500円の募金で
頂けると(@_@)
チャリティーに参加させていただき、これらをお家まで。
お椀は小ぶりだったのでパスしちゃった。
ウチには無いカタチだったので、きっと使える✌
旅館の方にお礼をいって、外に出るとおばちゃんが、これから
入ろうとしているおばちゃんに話しかけている。
「やっぱり食器ですか~???良いの無いですよ~」
あの、あのおばちゃん・・・500円で、そんな高級品を
ゲットしようとしていたの???
で、おばちゃんは、なんで他の見ず知らずの人に話しかけるという
習性を持っているのだろうか?とおばちゃんは思った(≧▽≦)
鷗外の作品の中で、一番好きなのは「阿部一族」その次が「雁」。
雁は不忍池にいた雁でしたね。
帝大生さんに恋をするお玉さんは、この旅館から不忍池を過ぎ、
不忍通りを渡って、今の大河の主人公と並ぶ明治の偉人、岩崎弥太郎邸の
横から、あの東大の怖い怖い実験棟(動物の臭いと鳴き声が・・💦)あたりまで
続いているのが無縁坂・・そこに住んでいたんですよね~
宿泊施設としての営業は終わっても、この鷗外邸は守られていくそうです。
維持費だけで年間6千万もかかるとか💦
ほんの少ししか協力できずに申し訳ないわ・・・
最近、すっかり2年前には戻らないんじゃないかと思う夜の巷。
どうなんでしょうね~
時間の制限はあるものの夜の飲食でお酒も飲めるようになった。
賑わっているところや、やはり前のようにはまだまだ人出は戻らない
ところや・・・
久しぶりに西浅草の「表乃蔵」に行って来た。
やっぱり最高だ😍
張り切って十四代まで飲んじゃう✌
季節の銀杏も✌
浅草は賑わっていた。
ホッピー通りも、お店が早く閉まってもそこ、ここに人がいた。
意外かもだけど、浅草は今、若い世代が多いのだ。
それと反対に、隠れ家的な良店が多い新富町・東銀座近辺。
立ち飲み屋で一杯・・・
おでん屋で一杯・・・
古民家のイタリアンで一杯・・・
いとうせいこうにそっくりな暗い顔の店員さんが、
雨が上がって置き忘れちゃった傘を一生懸命走って届けてくれた( ´艸`)
こちらは雨模様の平日だからか、外に出るとほぼ人は歩いていない。
大人の街は、前のようになるのだろうか???
吽形さんが睨んでる・・・
はいはい・・・
もうお家に帰りますよ・・・