家庭では絶対に同じ味を作れない料理に天ぷらがある。
家で揚げても、揚げると大概のものは美味しくなるんだけど
素人感ありありすぎる仕上がりになるのだ。
しかし、それなりの天ぷら店はお寿司などのようにお高いので、
美味しくリーズナブルな天ぷら店を探しては利用する。
名高いお店に憧れはあるけれどね~。。。
いつもはそうなんだけど、今回の『一宝』は高級店。
銀座・交詢ビルに入ってるんだから、推して知るべし。
大阪で五代つづく天ぷら屋さんなんだって。
ランチの先付、天ぷら九品、ご飯、デザートのコース。
先付はごま豆腐とサラダ。
予想外だったのは、天ぷら屋の胡麻豆腐がとても美味しかったという事!!!
この日、一番気に入ったのは胡麻豆腐ってくらい💕
もちろんドリンクもそれなりのお値段💦
お水で我慢しようかとも考えたけれど、お水も海外のように無料ではないので、
まずビールにした。
瓶ビールは正解でしたね、生を頼んだ人は「えっつ、これランチビールですか???」
というくらいのグラスで来たので(≧▽≦)
天ぷらの最初は才巻海老。
才巻海老の甘さがダイレクトに伝わる美味しさ💕
お次は大葉で巻いた海老。
そして、この季節なのにすでにトウモロコシの天ぷら。
初物だわ~
九州のトウモロコシだそうで、江戸前はこの時期にトウモロコシは
出さない。
天ぷらの写真撮影してて気づいたんだけど、衣に隠れて
どれも似たようなビジュアルだよね?
なので、後から見てもタネがわからない(≧▽≦)
おそらく上記はメカジキだと思う。
この辺りで思ったのは、江戸前とのタネの違い。
あまり、メカジキのように身が厚いお魚は江戸前では一般的ではない。
ふっくりして美味しかったです。
レンコンはわかりやすくて被写体としては最適だ(≧▽≦)
ホタテもほど良い熱の入れ方。
やはり専門店は美味しいわ。
関西風と江戸前の違いは油だそうですね。
一宝では紅花油を使用。
江戸前はごま油がミックスされる。
関西風は軽い天ぷらという事らしいけれど(ごま油を使わないので)
江戸前もごま油を使っても良いお店で重たいと感じたことは無いけれど。
この他に新物の筍とか、関西らしいのは生麩やお饅頭の天ぷらも
箸休めで登場しました。
京都の有名料亭でコースで登場した天ぷらは食べたことがあるけれど、
その味を思い出した。
やはり質の高い天ぷら屋さんなのだ。
〆はかき揚げ。
天丼やお茶漬けでもOK。
天つゆが甘めだったので、天丼は回避したほうが良いだろうとの
判断で天茶にしました( *´艸`)
お煎茶で頂くので、とてもさっぱりしていました。
このご飯で何が気に入ったかというと、お漬物。
京都のかな~???
おじゃこの佃煮と京お漬物の組み合わせは最高だ💕
実際問題、かき揚げは別に食べたほうが良かった(≧▽≦)
お茶碗におじゃことお漬物全て入れ、食べたお茶漬けは美味しかった✌
デザートはほうじ茶のアイスでした。
銀座店は五代目さんが揚げてらっしゃいました。
関西の方なので、とても気さくな方。
天ぷら店なのでカウンターメインかと思いきや、個室もかなりの部屋数
用意されておりました。
私たちはカウンターでしたが、離れた席に海外のご夫婦と通訳の方。
たま~にフランス語でもないドイツ語でもないけれど似たような
言語が耳に飛び込んできます。
料理長が「エビは尻尾まで食べてください」とアドバイスすると
食べられないと。
だよな~この後エビの頭を上げたものも出たけれど、
海外で尻尾や頭をフライで食べないもんね~💦
ってか、そのあと料理長が禁断の質問をしてしまったΣ( ̄□ ̄|||)
「どちらの国からいらっしゃいましたか?」
なんと、なんと、今全世界を敵に回している国の方だΣ( ̄□ ̄|||)
そうなのか~
ビジネス関係か大学か国家機関かわからないけど、往来はあるんだ・・・
そして返答を受けてからがさすが老舗天ぷら屋!!!
「あ~そうなんですね~ゴルバチョフさんにもお店に来ていただきました大阪のお店のほうに」
と。。。持ってるわ~つなぐ話題を(≧▽≦)
すぐお隣の方は鹿児島からいらしたとかで「行くぞ!!!」と思って
行くお店なんだなと。
老婆心でせっかく東京にいらしたのなら江戸前の天ぷら屋はどうでしょ?
と思ったわ(≧▽≦)
江戸前にせよ関西にせよ天ぷらは美味しいですね~💕