新Y’sクロニクル

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【2025年9月イタリア・ミラノ編⑤】イタリア貴族の館で美術品に囲まれる『ポルディ・ペッツォーリ美術館』絵画編

 

そこそこ海外旅行の経験が積み重なっているが、その地の有名美術館に行ったことはない(はず・・・ウフィッツィ美術館+1くらい?)

長期の旅行は無理なため美術館に費やす時間がないのだ。

それにイタリアなどは、そのへんの教会に入れば巨匠と呼ばれる画家の名画が無料で鑑賞できる機会も多いし。

 

しかしそれではいかん!と思い今回はブレア美術館とかに行こうと決めていた。

が、長くはない日程でフランスに足を延ばしミラノでも日帰り旅行のつもりが

一泊でリヴィエラ海岸方面に行ってしまった(-_-;)

大きな美術館なら半日は費やしてしまうだろうが、幸いなことにミラノには

貴族などがその邸宅で個人所有の美術品を展示している小さな美術館が

いくつかあるので、邸宅にも興味があるし、その規模なら時間も取られないので

そこに行くことに。

最初は2か所回るつもりが時間の関係で1か所になったのだが(´;ω;`)ウゥゥ

 

その1か所が『ポルディ・ペッツォーリ美術館』

 

モンテナポレオーネ駅から10分くらい歩きました。

ガッレリアからスカラ座経由でも近い場所。

 

 

トラムの通る道を曲がってモローネ通りに入り口は面しています。

 

 

この美術館といえば、初期ルネサンスを代表するポッライオーロの傑作である「貴婦人の肖像」がお出迎え~

 

少女から大人に移行中のルネッサンスを代表する美しい横顔VSすっかり老齢に移行した

平面顔族のおばちゃんの横顔対決(≧▽≦)

 

 

ミラノ有数の貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリが先祖代々の素晴らしい財産を受け継ぎ、また自身が各地を旅し足で集めた美術品を誇ります。1881年、彼の死から2年後、「全ての美術コレクションは永久公開されるものとする」という遺言のもと、美術館が設立されました。

 

入場料は15ユーロ。

1階のレセプションで購入。

レセプションのすぐ後ろにある広間の装飾びっしりの大鏡。

17世紀に造られ周りをアメジストが彩ります。

 

 

で、鏡に映っているタペストリーはこれ↓

 

 

15世紀フランドル地方の作品で「狩のタペストリー」と呼ばれています。

いろいろな宮廷などに必ずタペストリーの展示あるじゃない?

タペストリーって富の象徴だったのね。

 

メイン展示場は2階にあります。

 

この2階に続く螺旋階段、イタリアの邸宅の典型。

トリノ宮もこんな感じだった。

 

 

階段下にはグロッタみたいな水盤。

金魚が泳いでた(本物)

 

 

24の部屋に分かれた展示室には6000点を超える美術品が展示され

想像以上の充実度で展示品を2回に分けて書き記そうと思います。

 

 

1回目は絵画で印象に残った作品のご紹介。

 

人を誘うような流し目の美しいマリアと可愛いとはいえないと個人的には

思うイエスの聖母像(≧▽≦)

 

作者はルネサンス時代、ほぼレオナルドダヴィンチと同時代にミラノで活躍した

アンブロージョ・ベルゴニョーネ。

聖母子と二人の天使。

 

 

二人の天使も微妙だと思う(≧▽≦)

 

次はイタリアの教会ではよく見かけるあの有名な聖セバスティアヌス。

今まで見た中で一番、痛そうな顔してないわ~Σ( ̄□ ̄|||)

ダビンチの一番弟子マルコ・ドッジョーノの作品。

 

 

3世紀まだキリスト教が国教ではなかった時期に殉死した軍人セバスティアヌス(セバスチャン)は、この絵のように矢を信じられないほど射られて死んだのではなく、助けられ傷も癒え、

それでもキリストへの信仰を捨てず皇帝の前にあらわれたので撲殺されたそうです。

そして聖人の中でも美男子として名をはせゲイのアイコンになりました。

三島由紀夫もアイコンにしていたそうです。

 

ベルナルド・ストロッツィ作聖母子と洗礼者ヨハネ。

 

 

イエスのあまりにも無垢な表情とは対照的な幼児ヨハネ。

その後の運命を知っているかのよう。

 

で、一番感銘を受けたのがカラバッジョに影響を受けたベルナルド・カヴァリーノの

恍惚とした聖女。

ナポリの作家ながらカラバッジョに多大な影響を受けたと説明されていましたが

この漆黒の背景をみると納得。

 

 

そして、なんとなんと個人のコレクションでボッティチェッリΣ( ̄□ ̄|||)

リブロの聖母です。(1480年から1481年にかけて制作)

 

 

ボッティチェッリの作品はこのほかにピエタもありました。

 

邸宅美術館は人も少なくこのような名画をゆっくりと鑑賞できる贅沢・・・

 

ヴェネツィアの景観画といえばこの人フランチェスコ・グアルディの

灰色のラグーナ。

 

 

数々のヴェネツィアの景観を描いているけれど灰色のトーンは初めて見ました。

 

そしてピエロ・デル・ポッライオーロの代表作『貴婦人の肖像』

 

 

「貴婦人の肖像」「若き女性の肖像」と呼ばれるポッライオーロの作品群は

ベルリンやフィレンツェのウフィツィ美術館にもあります。

 

この他、リッピ、ティエポロ、カナレットといったイタリアを代表する作家作品が数々Σ( ̄□ ̄|||)

 

これは想像以上の充実度で大きな美術館に行かなくてよかった~(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

次回は絵画以外の作品などなどを。

 

 

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