今日から6月!!!
朝目が覚めると予想外の良いお天気☀
朝からお洗濯、お洗濯☀
考えてみれば毎年の事だけど無為に半年を過ごそうとしている。
「さ~あ今日は何をしようかな~♪楽しく過ごしたいな~♪」
などと思っても一人暮らしではないので全く行動的でも溌溂とした
人でもない人と暮らしていると、とたんにドヨ~ンとしてしまう(≧▽≦)
そんな時、癒してくれるのは卓上のお花たち・・・
同居人に影響されず生活する術を会得しなくっちゃ・・・
我が家のお相撲カレンダーも新しい月に突入!!!
↑和室の目立たな~い所に飾っています(≧▽≦)
お相撲はあまり興味もないし、良く知りもしない。
ただお相撲の街に長く住んでいたので無関係ではなかったし
親しみもあるのは確か。
その程度の関心事だけど5月に入ってあるドラマが話題に。
『サンクチュアリ-聖域-』というネットフリックス制作のドラマだ。
なにが凄いって相撲部屋の様子、そこに住むお相撲さんたちがリアルなのだ。
驚くくらいにリアル。
多くの元お相撲さんが出演しているから当たり前っちゃ当たり前かもだけど、
全て演技なワケで。
脚本は半沢直樹の金沢知樹、監督は江口カン。
主人公の猿桜を演じるのは元プロ格闘家・一ノ瀬ワタルという方で私は初見。
この一ノ瀬さんは福岡出身でドラマの中でも福岡のヤンキーという役柄だった。
これが福岡の成人式で人々の顔を曇らす典型的なパッパラパーなヤンキーのようで、
頭悪すぎて個人的には嫌なタイプ(-_-;)
こんな凄い役者さんがいたんだな~
大相撲は神事として千五百年の歴史がある。
今のように興行形式は江戸時代から、その江戸時代からの横綱は現在までで73名。
わずか73名しかトップに上り詰めることはできなかったわけだ。
横綱って凄いんだね~
神事であるため、いろいろなしきたりがあり土俵は女人禁制。
場所前には神社で奉納土俵入りがあり取組前に塩をまくのもお清めの為。
礼節とは切っても切れないスポーツ。
その礼節なんて知りもしないし、なんなら「ばっかじゃね~の?」くらいの
お金の為だけに相撲部屋に入門した主人公(のちの猿桜)
四股を踏むなんてカッタルイことを徹底的に馬鹿にし、恵まれた体格と才能で
勝つためなら形式にとらわれず結果だけを重視していた猿桜が徐々に変わっていく物語。
まあ言ってしまえばスポコンちゃあ、スポコンだけど、こんなレベルの高い
スポコンドラマがかって存在しただろうか???
まずセットが凄い!
両国国技館とその周辺は全くのバーチャル空間だけどリアリティがあり、
このリアリティは本物の両国国技館周辺と同じという意味ではなく、
東京では見たことのないような街が(スカイツリーはそのままで登場するけれど)
彼らが生きて生活している地としてリアリティを持っているのだ。
そして相撲部屋が実際の相撲部屋!
これもセットなわけだけど、そこに生活するお相撲さんたちが身近で見てきた
お相撲さんたちそのもの!!!
コインランドリーでお洗濯が終わる間、漫画を読んでいる下っ端のお相撲さんや
自転車で街をさっそうと走る名も知れぬお相撲さんなどが持っている匂い・・・
が現実として感じられるのだ。
いや現実そのものなのだ。
稽古がガチ!!!
これも何度か相撲部屋の稽古見学に出かけたことがあるので、驚くのだけれど、
カワイガリと呼ばれる(一般から見るとパワハラ?いじめ?)先輩からの
稽古指導も本物だ(*_*)
股わり、四股、鉄砲など演技じゃない!!!
染谷将太の相撲オタクが凄い!!!
染谷将太の演技が凄いと思った。
歴代の取り組み勝敗など熟知している相撲オタクであり自らも
関取目指して相撲部屋に入門するシミズ役を演じているのだけれど、
このドラマではとても重要な役柄だと思う。
あんな適役な役者さんが他にいるだろうか???
ライバルの怪物と呼ばれるお相撲さん「静内」が不気味!!!
ミステリアスな生い立ちが徐々に明らかになる猿桜のライバル静内(シズウチ)
この方も元お相撲さんらしいけれど、顔のケロイドだけではない勝つためには
まるで人殺しも厭わない雰囲気を纏っていて不気味な演出が秀逸!!!
凄惨な過去を持つ静内と今後どのような関係になっていくのだろうか???
というところでこのシリーズは終わるんだよね~
シリーズ2は当初からの想定だと最終話で理解。
脇役が主役のように素晴らしい!!!
猿桜の兄弟子「猿谷」を演じるこちらも元力士の澤田賢澄さん。
小結まで登り怪我で幕下まで落ち再起をかけるお相撲さん。
この方が物語に相撲というリアリティを与えています。
キーワードは「四股」
四股という地味な稽古がいかに大切かという事を猿桜に教え、
自らも実践するその姿勢がお相撲さんの崇高さを感じさせる演技で素晴らしい。
このドラマは稽古も取り組みもグロっぽく見ていられない場面も多いのですが
彼の存在がこのドラマの本質を悟らせてくれる役柄なのだろうと思います。
この方を見ていると現役時代の寺尾関を彷彿とさせます。
人気の無い公園で一人下半身強化の稽古をしていた姿を思い出すのです。
イントロスキップしたくない!!!
ネットフリックスでシリーズ物を見るとイントロはスキップします。
けれど、サンクチュアリのイントロがかっこえー--💕
特に相撲甚句のくだりがたまらん💕
相撲部屋の力士達は15歳くらいからでしょ?
幼く未熟で社会を知らない男性の世界。
その力士たちも、いろいろな事情を背負って横綱になれば富と名声の両方を
得られると夢というか大志をもって相撲界に入門したのでしょう。
しかし大半が過酷な稽古と対戦でケガなどで姿を消してしまいます。
酸いも甘いも知り尽くした重鎮の思惑と社会を知らない未熟な力士達。
その未熟なほとんどが知られずに去る力士達も夢を追い求めた時期があったのだな~という当たり前のことをフツーの生活でお相撲さんを見ていた私に思い出せさてくれました。
どの世界でも「礼節」が基本なのだな~という事も。
シリーズ1は8エピソードで構成されていますがエピローグといった感じです。
物語はシリーズ2から始まるのでしょう。