新Y’sクロニクル

下町在住、三丁目の夕日時代に生まれた主婦が海外旅行を中心に美味しいものなどの情報共有そしてプロゴルファー松山英樹の応援も!

ヴェネツィアの食・後編NO1は毎日通いたいバーカロ「ALL'ARCO」【2019年ヴェネツィア&ウイーン旅行㉑】

 

 

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もっと行けたはずだ!
もっと食べれたはずだ!
心残りなヴェネツィアの食・・・

バーカロのハシゴも出来なかった(-_-;)

 

最高に美味しいイカスミパスタも見つけられなかった・・・

 

それどころかシーフードのフリットも食べてない(@_@)

 

美味しいペスカトーレも楽しみにしていたのに食べなかった・・・

日本に戻り「なぜもっと食られなかったか?」を話し合った結果、
「胃が空く瞬間が無かったから」という結論に到達。

朝からちょこちょこ何かしらを胃に入れていて、いざとなると
大量に食べる隙間が残っていなかったのだ寝るまでの間に🍴

やはり大人数で行くべきだイタリアは。
いろいろなお料理を頼んでシェアして楽しむのがベストなんだ。

「すっご~く美味しい食べ物」は自炊以外に見つけられなかったけれど、
それでもヴェネツィアの料理はとても美味しかったと思ったのは
ウイーンに行ってからであった(-_-;)

そんな「ヴェネツィアの食」最終回は間違いなく今回、一番美味しかった
お店・・・それはバーカロ。

 

超がつくほど有名店「ALL'ARCO(アッラルコ)」

 

リアルト近辺には有名なバーカロがいくつもあります。

 

大運河に面しているようなお店はなく、カッレと呼ばれる様な路地にひっそりとある
お店が殆ど。

 

ヴェネツィアの行き止まり運河
「行き止まりだった・・・」と嘆くご子息

 

なので、ほぼ迷います💦
「こっちでいいはず・・・あれ!行き止まり」てな具合で行ったり来たり。

 

バーカロってなに?

 

ズバリ「角打ち」と「居酒屋」を足したような店!
スペインのバルに近いですね(*^-^*)

立ち飲みが基本でワイン主体でビールを置いているお店もあります。
そして一口サイズの酒の肴チケッティ!これが美味しく安い。

バーカロだけのお店もあれば、多くはバーカロとレストランを兼ねているお店です。

ワインは1.5ユーロから3ユーロが基本で、チケッティは2ユーロ前後。
チケッティはコロッケだったりシーフードやサンドウィッチのようなものだったり。
基本、長居をするようなお店ではありません。

 

バーカロでの注文やお支払いは?

 

ワインはカウンターで注文し、カウンターのお隣にあるチケッティを選び注文。

 

ワインの種類は黒板などに書いてあります。

 

ワインの種類が分からない場合「美味しい赤で!」とかでも大丈夫です(≧▽≦)

支払いは立ち飲みの場合、その場で支払う場合もあれば、
最後にまとめて支払う場合もあります。

 

テーブル席もあり、その場合は最後にまとめてが多いです。
バーカロだけのお店はキャッシュです!

 

テーブル席の場合もカウンターで注文し受け取り自分でテーブルまで持って行ったり、
店内に席が無い場合は、外で適当な場所を見つけて飲んでいる人々を多く見ます。

 

日本びいきのイタリアンに出会い窮地を脱出!

 

アッラルコ近辺は評判の良いバーカロが数件あり、そこを目指したけれど、
なかなか行きつかない。

そんな時に建物から出てきたもじゃもじゃ長髪、お口の周りにはお髭の
おじさんが「日本人?どこに行きたいの?」と話しかけてきた。

かくかくしかじかと説明すると「アッラルコはいいバーカロだよ、ついてきて!」と
先導してくれた。

 

ちょうど奥様と出かける所で成り行きじょう奥様は一番後ろからついてきた。

「日本は何度か行った事があるんだよ、多摩美大に行ったんだ」などと

 

話ながらアッラルコまで連れていってくれ、アッラルコの方々に「かくかくしかじかよろしくね!」
と紹介までしてくれて、ご夫妻は去って行った。

バーカロは夕方からのところもあればアッラルコのように朝から開いている
お店もあります。

到着した時には、まだチケッティを制作中。

 

店内

 

アッラルコはフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のワインを多く揃えている模様。

 

フリウリはほぼオーストリア、スロベニアというイタリアの東北部に位置しています。
最近は州都のトリエステが観光で人気ですね🎶
イタリアのとても古い街です。

 

アッラルコのマダム

 

ヴェネツィアなのでスプマンテから始めて赤や白を楽しみます。

 

飲んだワイン
ヴィジンティーニは数多くの最高位ワインを生産しています。

 

ワインも最高だし、バッカラ(干し鱈)を乗せたチケッティが美味しすぎて😍
夢に見るくらいに美味しいのです 😍

 

白ワインと鱈のチケッティ

 

イタリアで最高級の生ハムはどこの地域で作られているかご存知ですか?

 

赤ワインと生ハムのチケッティ

 

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州 のサン・ダニエーレ産が
最高級とされていて、アッラルコの生ハムは全てサン・ダニエーレのものです💖

そして、ここの何が美味しいかってパン!
外がサクサクで、こんなに美味しいチケッティのパンは食べた事が無い 😍

例えばスペインのピンチョスのパン・・・あれ、いらないな~と思った事はありませんか?

 

でも、ここのはトッピングしてある素材もとても美味しく、それを邪魔しない、
相乗効果でもっともっと美味しくなる・・・そんなマジカルブレッド!

 

地元のお客とマダム

 

ローカルな方々もぽつぽつとお見えになり1杯のオンブラをひっかけ世間話をして
帰っていかれます。

 

店内から外を見る。

 

早い時間に行けば空いているので、ゆったり楽しめます。

 

人気店はピークの時間帯だと、どこも大勢のお客で賑わっており初めての日本人
にとってはハードルが高いので、このような時間帯に
行かれる事をお勧めいたします(*^-^*)

イタリア人(ヨーロッパ全体かも?)は最初の1杯にアペロールやカンパリを飲んでいる人がとても多いのです。

アペロールってオレンジのリキュールです。このリキュールやカンパリを
プロセッコなどで割って飲みますが、これが口に合わない・・・💦

カウンター越しに見える路地の風景・・・最高過ぎるアッラルコでした。

 

 

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