ホーマス・ハウスから車で10分程度?の『Oak Alley Plantation(オーク・アレイ・プランテーション)』にやってきました~
こちらもニューオリンズやノースショアから1時間くらいです。
ホーマス・ハウスがお屋敷と庭園という優雅なプランテーションなら
こちらは敷地も広大で黒人奴隷が暮らした小屋なども展示されていました。
プランテーションで働いた黒人奴隷が居住した小屋やパニッシュメントの用具までが悲しすぎた・・・
黒人は奴隷としてアフリカからアメリカに強制連行されたというのは
知っていても肌で感じる事は無かったわけで・・・
けれど、ここの黒人奴隷が実際に生活していた小屋などを見て
同じ人間として、この様な扱いを受ける無慈悲を初めて肌で感じた
想像力の無い人間です・・・
そんなエキジビジョンがあるのはとても貴重だと思います。
上の写真、三角屋根の建物がチケット売り場。
ここでは「ビッグ・ハウス」と呼ばれるお屋敷のツアーに参加する事になりました。
約28ドル。
敷地内に入ると、いきなりこんな小屋が。
トイレかと思えば違うらしい。
簡単な説明版があり、どちらかが男性奴隷でどちらかが女性奴隷用だと
書かれていた。
おそらく罰を与える小屋だったのかと想像しています💦
敷地内には奴隷が生活した小屋が点在しており、生活用品、農機具、そして拷問の
器具のようなものまで(@_@)
写真も展示されており、この方たちが西アフリカの港からチャールストンまで強制的に運ばれ競売にかけられ家族が離れ離れになる事はフツーで、
有無を言わさず過酷な労働を続けなければならなかったのかと
胸が痛みました・・・
奴隷小屋の窓から見える奴隷小屋。
こういう鉄鍋もケトルっていうのね~という学び。
大きな茹で釜(@_@)
アフリカから連れてこられた奴隷はアフリカから野菜の種も持ってきました。
敷地の一角でオクラやインゲン、トウモロコシなどを育てて食料にしていたんですね~
お米もアフリカから伝わったらしく、それでガンボやジャンバラヤなどはお米なのね💡
粗末なベッドのある小屋は治療小屋でした。
医療教育を受けていない看護師として雇われた女性奴隷が病気や怪我の治療を
施していたとあります。
怪我をしても病気になっても黒人奴隷は正規の医者に診てもらう事も、なかったのだな。
奴隷小屋から見える綺麗な小屋には白人が住んでいたのでしょう。
窓にはガラスがはめられています。
窓の左に見えるのはトイレかもね・・・
奴隷小屋の展示から「ビッグ・ハウス」と呼ばれるプランテーション・ハウスへ。
プランテーション・ハウス・ツアーはチケットを購入した時に集合時間を
伝えられるので10分ほど前に集合場所に行きました。
ミシシッピから『Big House』へ続くオークの並木道が圧巻!
ルイジアナに来てほれぼれするのは樫木(オーク)。
日本では落葉樹は楢(ナラ)、常緑樹は樫(カシ)と区別するらしいです。
南部のオークはどちらなんだろう???
どちらにしてもビッグハウスに続くオークの並木道が圧巻!!!
ミシシッピは土手の向こうで見えないけどどうだ!!!
日本から来てやったぞ---
2階のバルコニーの方々は私たちの回の前のツアーに参加している方々。
前のグループは大人数だったのに、私たちの回は私達と家族3人の計5人で
邸内の説明を受けました。
古い家具などを置いてあるのでカメラはNGです。
ツアー開始までもう少し。
ケムは先頭でまってるからね~✌
素敵な調度や、このお屋敷に住んだ最初の家族の不幸とかいろいろな
お話をききましたが、いかんせんね・・・英語なのでね・・・(≧▽≦)
ダイニングに当時のメニュー表で価格まで書かれたものがありましたが、
オリジナルは全部フランス語だったわ・・・
その横に英語表記のメニューも。
ビッグ・ハウスの周りにフランス風庭園が配置されていますが、
お花は盛りを過ぎておりました・・・
オークアレイ・プランテーションにも宿泊施設、カフェ、カジュアルレストラン
お土産屋さんなどがあります。
ホーマス・ハウスとちがいどれもカジュアルな感じ。
さあさあ家路につきましょう!
このプランテーションの周りにも瀟洒なお宅が多いです。
ミシシッピ川とビッグハウスの間は The Alléeと呼ばれ(なぜに英語+フランス語?)
28世帯の人々が住んでいたそうです。
ホーマス・ハウス・プランテーションはプランテーションというよりマンションと庭園という感じなら、こちらはアーリーアメリカンな可愛い感じ?
ニューオリンズからミシシッピ川に沿ってグレート・リバー・ロードが
走っており各プランテーションその道沿いに点在しています。
どこもニューオリンズから1時間ほど。
その中でユニークなプランテーションは『ローラ・プランテーション Laura Plantation』
他のプランテーションは英国人そしてプロテスタントが主人でしたが、
ここはフレンチ・クレオールが主人でした。
その為、建物などが他とは異質なフレンチハウスになっています。
今度行くとしたらぜひ行ってみたいのが『ノッタウェイ・プランテーション Nottoway Plantation』
南部最大のプランテーションで今は一大リゾート施設
になっています。