昨日は東京ミッドタウン日比谷のTOHOシネマズで話題の映画「ボヘミアンラプソディー」を見た。
先月、同じくTOHOシネマズ日本橋で「プーと大人になった僕」を見た時に予告を見ていて、 「な~んだ~ライヴ映画じゃないのか~フレディも役者が演じてるのか・・・」と乗る気ではなかったの。
しかしながらツイッターなどで「感動した!」「泣いた!」などの感想が多く、 特にフレディ役のラミ・マレックがとても良いとの評価が多く見られたので行く気になりました。
私は日本でクイーンが人気だった頃、ハッキリ言ってあまり興味がなく、 「はっ?あれがロック???おんな子供が好きな、なっちゃってロックでしょ」と シニカルにおんな子供の私は考えていたのだった(≧▽≦)
ただ6作目のアルバム「世界に捧ぐ(news of the world)」のジャケット画のインパクトと 「we will rock you」からの~「we are the champions」のグルーブ感が体に染みつき、 前作に戻って聞き直し10作くらいのアルバムは所有していたけれど、 クイーンについて、フレディ・マーキュリーについての来歴を読み漁った事は無かった。
そして数年前サマソニでフレディー亡き後のクイーンのライブに参戦し、 私のサマソニ史上最高のライブとして心に焼き付いているワケ。
ミッドタウン日比谷で「ボヘミアンラプソディー」を鑑賞~
東京ミッドタウンのTOHOシネマズは初めて~
ボヘミアンラプソディーのポスターを撮影しようと思ったら、無いのね? 上映映画のポスターが(@_@)
ポスターはこんなんです~
ディズニーの新作「くるみ割り人形」がフィーチャーされておりました。
平日の昼間なので7割くらいの入りでしょうか? シートが真新しくフワフワで疲れない設計になっていましたよ~
「ボヘミアンラプソディー」だけで5スクリーンもあります(@_@)
スクリーンの大きさだけではなく、音響効果で金額が多少違いますが、音楽映画は 良い音響のスクリーンを選ばなくちゃね。
配役のハテナ?も払しょくするフレディーの圧倒的歌唱力!
クイーンは皆さんご存知のようにギター、ブライアン・メイ、ドラム、ロジャー・テイラー、 ベース、ジョン・ディーコンそしてヴォーカル・ピアノのフレディ・マーキュリー4人からなるバンドです。
ブライアン・メイは天体物理学博士号を持っており、つい2,3年前にもガチの論文を発表しております。新制クイーンのツアーでも忙しいのに、研究する時間があるって事に驚きますね💦
フレディを除く3名は実に本物と見まごうばかりの配役でした。 というかフレディの物語なので、そこまで見る方の視点も厳しくないのかも(;^_^A
フレディ役のラミ・マレックの努力は買うけれど、どうみてもカリスマ性に乏しく残念な感じ。 このショットは似てますけどね。
ストーリーも事実に忠実なわけではなく、若干異なる展開。
B級映画に毛が生えた程度の演出というか・・・ まあ実在のモデルがいる音楽映画はこんなもんかな~という程度。
それがですよ、歌の部分は全てフレディーの本物の声を当てているわけですが、彼の歌がスクリーンに 乗っかってくると名画に変わるの(@_@) ライヴシーンなどは主役のラミ・マレックの完璧な動きのコピーがあってこそなんだけど、 フレディーじゃなくラミ・マレックが実際にパフォーマンスしているのでは?と思うくらいに 違和感が無かった。(すばらしい口パク!)
「フレディーの本物の声を当てている」と書きましたが、実際はオリジナル音源、フレディーのマスターテープに フレディの声質に似ているカナダ人シンガー、マーク・マーテルの音声を重ねて録音したそうです。
録音スタジオはあのアビロードスタジオ!
鳥肌ものでしたが、その素晴らしい曲が途中で切られちゃうのがもったいない。 もっと、もっとフルで曲を聴きたかった~
ただクイーンマニアではない私が知らない事がいっぱいでフレディという人間やクイーンの 成り立ちを映画を通して知れた事は収穫でした。
フレディーはクイーンに加わる前、ヒースローで飛行機に荷物を積み下ろしするバイトを していたなんて知らなかったしタンザニアの生まれでインドに移り、騒乱の中、追われるように イギリスに家族で移り住んだなんて知らなかったわ~
なので映画の中でも「パキスタン人!」と侮蔑の言葉を浴びせられておりました。 実際、フレディーはインド人である事を隠そうとしていたそうです。
それと曲が流れると日本語字幕で歌詞が見られ、それが良かったんだと思いました。 いつもは、かなり大雑把に歌詞を把握しても、一行一行の歌詞を理解する事は 出来なかったので、曲の真意が伝わりフレディやクイーンを理解する助けになりました。
「we will rock you」って「そういう事で作られたのね~」とファンなら知っている事も、 初めて知って「な~るほど~」と。
映画の圧巻は最後のシーン。 1985年に開かれたライヴ・エイドでの21分間のパフォーマンス。
本物のライヴシーンを見ているような、本物のフレディーを見ているような出来でした。 ライブ・エイドのシーンは観客エキストラ900人にCGを合成したもので、小物などは (ピアノの上のペプシとか)当時、実際とほぼ同じに再現されていて、 見比べると完成度の高さに驚きます!
あらてめて映画を通してフレディ・マーキュリーというアーティスト(彼の様な人間が本来のアーティストと 呼ばれるべき人だと思います)がつまらない表現になっちゃうけれど「稀有の天才」なんだと思いました。
というか・・・歴代のロックバンドのヴォーカルとして最高なんじゃないかな~? 歌うためにライヴでパフォーマンスするために生まれてきたのでしょうね~
音楽が好きな人も、ソコソコの人もぜひ映画を大きなスクリーンで素晴らしい音響で楽しんでください! おすすめだな~
エンドロールで「The show must go on」が流れたのは予想的中! あれがなきゃ終わらないもんね~
家に戻ってからもYouTubeで本当のライヴ映像三昧な夜を過ごしました~🎶
最後に我がサマソニ史上最高のライブとなったクイーンのライヴを録画したものを貼っておきます。 (もちろんヴォーカルはフレディではなくアダム・ランバートですが)
長くなったので、その後食べた飲茶情報は次回に~