何年も前に妹が「厩橋の近くにナベノイズムっていうフランス料理店ができて何か月もランチの予約取れないんだって・・・かなりの高級店らしいけど行ってみたいわ~💕」
と言っていた。
お高いので、まだ食事はした事がないけれど最近はクリスマスケーキは
ナベノイズムで調達しているらしい。
調べてみると確かにランチならどうにか・・・ってお値段だΣ( ̄□ ̄|||)
シェフは恵比寿のジュエル・ロブションで総料理長を長らく務め9年連続
ミシュランで3星を堅守した凄腕。
TVにも出ている有名人なんだって~(知らなかったけど)
そんな高級店でディナーを食べることになったお誕生日💕
この年になるとそのものは嬉しくないけど、こういった付随品が嬉しいですね(≧▽≦)
当日は雨、到着すると見知った顔のシェフ・・・
そうかやはり私もTVで目にしたことがあるんだろう。
驚いたことに雨に濡れたコートやらをシェフ自ら預かってくれたこと。
他のスタッフさんも、いらしたので、最初はこの方もフツーの
シェフだと思った(≧▽≦)
1階は厨房で2階がお食事スペース。
想像よりこじんまりとしたお店だった。
っていうかお店の前はしょっちゅう通ってるんだけどね。
ここは特別の注文以外は基本1つのコースメニューだけなの。
アルコールメニューをいただき眺めると、そりゃああなた・・・全てお高いですよ~
中にはボトルで1万円というのも、あるにはあるけれど。
まあとりあえずグラスのシャンパーニュを。
で、考えたあげくペアリングはあるのか尋ねてみた。
ごちそうになるんだけど、だからこそ散財はさせたくないから、なるべく
お得な感じでと思ってね。
結論としてペアリングが一番お得だと思います!!!
確か、15,000円(13,000円かも?)と17,000円(こちらは15,000円かも?)だった。
このアンダープレートはシェフのお家の家紋をデザインしたものだそうです。
プレートを眺めながらシャンパンを楽しんでいると、
やってまいりました~アミューズの数々。
シェフはここ駒形界隈の下町名物とフレンチを融合したお料理に
こだわっているんだね。
フランスでの思い出の料理と最中やおこしの融合したお料理などが
料亭の八寸のように並ぶ。
ひとつひとつはプティフールのような大きさだけど、いろいろな材料が
使われているΣ( ̄□ ̄|||)
二皿目の前にパンと日本酒が運ばれてきました。
バターはシェフの師であるロブションさんの故郷ポワトゥーシャラント産発酵バターを
使っています。
とても美味しい無塩バターで分けてもいただけます。(お値段は知らん・・・)
日本酒がペアリングされたのは、このお料理だからか~💕
この美しいお料理の一番下は私も大好きな両国のお蕎麦屋さん「ほそ川」の
蕎麦粉をフランス料理の技法で蕎麦がきにしてあります。
その上にウニやらキャビアやらワサビやらがこれでもかってくらい乗っかっています💕
ナベノイズムのスペシャリテ💕
見た目だけでやられちゃうよね~💕
牡蠣の冷菜はシャンパーニュで🍾
最近、シャンパーニュもフルート型のグラスじゃないのが流行ってるらしいね?
確かに香りが立つわ~
広島の大粒の牡蠣に日本酒とブルターニュのお塩で作ったジュレに千寿ネギなど
それに黒トリュフなどなどという豪華版Σ( ̄□ ̄|||)
黒トリュフと千寿ネギの競演。。。✨
しかしながら我々が懸念した通り、こんなに主役が多くては
船頭多くして船山に上る状態。
鈍感な舌はトリュフの香りなど感じなかったのであ~る。
広島かなわ水産の牡蠣がしっかりと濃い味の牡蠣だからこそenoughでした。
お酒が白ワインに変わり~
(この白美味しかったな・・・)
玉手箱のような器が登場。
お魚料理は山口は萩で釣り上げられた甘鯛。
うろこがカリッとクリスピーでふんわりした甘鯛と、おソースが
とても良かったと思います。
そして赤ワインに変わり・・・
とても懐かしい味がするフィレステーキ。
昔のフレンチの味なのかな~
これに使われているフランスの伝統的なベアルネーズソースの味は
最近、ヌーベルキュイジーヌで少なくなっているのかな~
この北海道産牛のフィレが驚くほどきめ細やかでやわらかく、
ベアルネーズソースととても合っていた。
付け合わせの温野菜にまで気が配られている様子がわかる一品。
温野菜が別のポットに入ってくる・・・というのがむこうっぽいよね✌
フィレ肉を食べ終えてところで誕生日プレートの登場👏👏👏
ありがとう、ありがとうm(__)m
ここからはデザートが登場。
見た目にも美しいせとかを用いたデザート。
ソルベにはショウガも効かせてさすがの美味しさ。
山椒の新芽が飾られているのが珍しいよね~
これが柑橘に複雑な味わいを持たせていて感心したな~
ここでアイスワインの登場。
デザートワインに合わせるのがガトーオペラの人形焼き版という面白さ。
浅草のエスプレッソで有名なバッハコーヒーのイタリアンエスプレッソを
沁み込ませています。
アイスワインはこれね↓
最後に登場するプティフールが、これまたお江戸。
小桜かりんとうや薬研堀の七味、大学芋、お茶、豆などなど
浅草や両国などの名品がお菓子に隠れています。
ディナーとはいえワインや税金などを含めると、なかなか庶民が気軽に
行けるレストランではないけれど、ポール・ボキューズなどの日本の
レストランはもっとお高いので、その辺りよりはリーズナブルといえるのかな?
(私にはとてもリーズナブルじゃないけれど💦)
たま~に、このようなレストランも良いものですね~
連れて行ってもらえる私はラッキーな星のもとに生まれたのかもね(≧▽≦)